スウェーデンのお土産におすすめする特別なもの

公開日: : 最終更新日:2018/02/11 スウェーデン(Sweden), 北欧(North Europe), 旅行(Travelling)

旅の楽しみは計画しているときから始まっていますが、その中の一つに「どんなお土産を購入するか考えること」があると思います。

スウェーデンのお土産には素敵なものがいろいろあります。

その中で今回は、ちょっとお値段は張りますが、スモーランド周辺で生産される「オレフォス」などのガラス製品、軽くて丈夫な「エーケルンド」のリネン製品、世界的に有名な北欧陶器「グスタフスベリ」をご紹介します。

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1. スウェーデンと言えば「ガラスの王国」

7-1. asasjon-884028_1280 (photo by pixabay)

スウェーデンには王室があります。日本の外務省サイトを見るとスウェーデンは「スウェーデン王国 Kingdom of Sweden」と表記されています。
もちろん王室は首都ストックホルムにあるのですが、それ以外にも「ガラスの王国」と呼ばれるエリアがスウェーデン国内にはあります。

スウェーデン南東部には「スモーランドSmåland」と呼ばれる地方があり、ここには多くのガラス工房が存在しています。中でも特に有名な工房は「オレフォス(Orrefors)」や「コスタボダ(KOSTA BODA)」でしょう。

毎年12月にストックホルムではノーベル賞の授賞式が行われます。その時に晩餐会も開かれます。あなたも一度はテレビで見たことがあるでしょう。日本人受賞者がいる年は、特にテレビニュースで取り上げられるので目にする機会が多いと思います。

この晩餐会で使われているのがオレフォスのガラス製品です。

私も現地スウェーデンで一般家庭にお邪魔した時、このオレフォスのグラスでワインを頂いたことがありました。とても薄く、口に触れるとその繊細さが際立つワイングラスでした。その時に「このクリスタルブランド、オレフォスは、晩餐会でも使われているものだよ。」という事を教えられ、日本人受賞者もこの感覚を味わったのか、と感激した思い出があります。

コスタボダで有名な製品の一つは、やはり「クリスタルボール」です。

スウェーデンを始めとする北欧は、冬になると室内でキャンドルを灯すことが多いのです。冬はとにかく暗くて寒く、日照時間が短いというよりほとんどありません。日本の曇天模様が数か月続くイメージの方が近いと思います。

日本ではどんなに冬真っ盛りであっても、お天道様が出て、日差しを肌で感じられますが、スウェーデンの冬にはこれがありません。お正月に「初日の出を拝む」なんでスウェーデンの冬には考えられません。

この暗くて寒い冬はとかく室内で過ごすことが多くなります。蛍光灯も部屋を明るくしてくれますが、キャンドルの灯りは穏やかです。人がそばを歩くとゆらゆらと優しく揺れます。出窓に置けば道行く人の心も温めます。

「クリスタルボール」はキャンドルスタンドです。スタンドと言っても平らなキャンドルを中にポンと置いて使うタイプです。

7-2. candles-502644_1280 (photo by pixabay)

これらガラス製品は高価なものですが、お土産としてはかなり人気があるものです。
しかし、工房に行けば併設されているショップの中でB級品と呼ばれるものも販売されていたりします。別名、アウトレット品です。B級品とは言っても、ほんのちょっと規格から外れたものという程度なので、日常使いには全くと言っていいほど支障はありません。

普段お世話になっている方へのお土産にするのであれば一級品を、そして自分自身にはこのお手頃品を、としても良いでしょう。免税となる場合もあると思いますので、購入をする際に確認することをお勧めします。

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2.軽くて丈夫リネン製品

北欧インテリアはどれもこれも素敵。あの人のお土産にも、そして我が家にも欲しいです。けれども家具はとてもじゃないけど買って帰れません。
では何がいいでしょうか?そう思う方、北欧のリネン製品はいかがでしょう?

私がこれに出会ったのは、現地スウェーデンに住んでいた時でした。スウェーデン人友人の実家にお邪魔した時に目に入ったのがこのリネン製品。

「とても素敵ですね。」と私が口にすると、「これはエーケルンド(Ekelund)という歴史あるテキスタイルの老舗メーカーが製作しているもので、王室もこれを愛用しているのよ。」ということを教えてくれました。

なんと、王室御用達だったのです。

その織り目はとても美しく、裏返してみてもとてもきれいな製法をとっていました。とても軽いし、それでいてしっかりしている。そこで見たものは一般的な大きさである35センチ×50センチくらいのサイズで、ソファー背もたれのところにそっとかけられていました。その場にあるだけで部屋がぐっと明るくなり、寒い北欧スウェーデンの冬に彩りをもたらしていました。

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Photo by Christie13

その時に、デザインは様々であり、季節に応じた柄、例えばクリスマス柄もあるということを教えてもらいました。他にもクッションカバーや毛布と言った多種多様な製品がここエーケルンド社では作られ、販売されているという事でした。

お土産は現地で選ぶのが一番ですが、ネックはその重さ。しかし、このリネン製品はとても軽く、数を増やしてもそうそう重くならないのでとても良いと思います。使うごとに味わいが出てくるものなので、送る相手を思いながら、たくさんの柄の中からぴったりのものを選ぶのも楽しいと思います。

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3.ワインよりコーヒーという方には北欧陶器

先にガラス製品をお伝えしましたが、お土産を贈る相手がワインを召し上がらない方だったりすると、とても素敵なものだけれどお土産としてどうかなあ、と迷ってしまうこともあります。そういう方には、北欧の陶器はいかがでしょうか?

もしかしたら日本のカフェなどでも見たことがあるかもしれません。スウェーデンには、「グスタフスベリ(Gustavsberg)」という陶器のメーカーがあり、首都ストックホルムにその工房があります

7-4. herb-butter-824628_640 (photo by pixabay)

ガラスの王国に行くには車があった方が便利ですが(あちこちの工房を周るという点から見ても)、ここグスタフスベリの工房へはストックホルムの中心街からなんとバスでいけるのです。ストックホルムを中心に旅行をしたい人にとっては、ぜひとも足を運んでもらいたいスポットです。

グスタフスベリで特に人気があるのは、ティーカップやコーヒーカップです。
もちろん、お皿やボールなども製作、販売されています。いろいろなシリーズがあって、その中でも日本国内でもよく、とまでは言えないかもしれませんが、もしかしたらあなたもどこかで目にしているかもしれないシリーズが、「プルーヌス(Prunus意味は「プラム」)」と「ベルサ(Bersa意味は「葉っぱ」)」の二つです。
私も、地方のとあるカフェに入った時に突然の出会いがありました。もちろんこのシリーズの事は知っていたので、「!」と感激したことを今でも覚えています。

さて、このグスタフスベリですが、正規品はやはりお値段が結構高いです。ですので、アウトレット品を購入することも検討してよいかと思われます。

ちなみに、ストックホルムのグスタフスベリ工房にはアウトレットの販売もあるので、お土産探しにはありがたい場所です。また、なんと工房が位置しているエリアは、グスタフスベリだけが一社あるのではなく、他の陶器メーカーとそれらのアウトレット店、そして上記に紹介したオレフォスなどのガラスメーカーのアウトレット店もあるので、一度にたくさん見てまわることができます。

ゆっくり見たいものですが、どうしても現地での滞在時間が限られている旅行者にとって、足を運ぶ価値がある場所だと思います。

4.まとめ

北欧人気が高まっている今日、スウェーデンに旅行をすることが以前よりも身近になってきました。
とは言ってもやはりヨーロッパ、北欧方面はある程度の日程がないと行けない場所。だからこそ現地のお土産を頂いたらとてもうれしいですよね。

さて、お土産を買う時にはお金が必要です。スウェーデンの通貨はご存知でしょうか?

スウェーデンクローナ、という独自の通貨を使っています。ユーロ圏内ではあるのですが、通貨はユーロではありません。ご注意ください。

1スウェーデンクローナは、大体14円くらい
旅に行くと気持ちが大きくなってお財布のひもが緩んでしまうことと、なんとなく通貨の違いに「まあいいか」と思ってしまうこともあり、レジに進むと結構なお値段!ということも起こりえますのでご注意を。
特に、今回の3点は、高級品に分類されるお土産品です。購入の際には、日本への輸送方法も考えながらよく選んでください。

お土産選びには悩みもつきものですが、それもまた楽しいものですよ。

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