鳥海山の全10登山コース紹介! 東北屈指の山を登ろう!

公開日: : 最終更新日:2017/05/08 アウトドア(Outdoor), スポーツ(Sports), 旅行(Travelling), 登山(Climbing)

遠くから見ると日本海からスッと立ち上がったような鳥海山は山形県・秋田県のシンボル的存在です。山頂に雪が積もった姿が富士山に似ているため、出羽富士と呼ばれることもあります。

秋田県と山形県にまたがりますが、山頂は山形県遊佐町にあり、標高が2,236mで山形県一高い山です。

鳥海山山頂といった場合には、中央火口付近にある2,236mの新山を指す人もいますが、Googleでは外輪山にあたる標高2,229mの七高山(しちこうさん)が山頂となっています。

日本海と鳥海山

美しい山からは美味しい水が湧き出るもので、山のふもとでは必ずお米とお酒が美味しいのは当然期待できますね。他にも「スッキリとした醤油味のさっぱりラーメンが美味しくておススメ」と秋田県出身の方にお聞きしました。

「種まき爺さん」はご存知でしょうか?
昔、小学生の時の社会科の教科書に写真が載っていたと記憶しているのですが、皆さんもどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか?

5月のゴールデンウィークの頃の鳥海山の山肌に、残雪が種を撒いている姿のおじいさんを浮き上がらせるそうです。その頃になると気温も安定して、農家の方は、田植えや畑の種まきの時期の目安にしているそうです。豊かな山からの湧水で美味しい農作物が作られるのです。

種まき爺さんは、全国各地の山で見られます。「厳しい冬山はもうおわりだよ!」と教えてくれるのかもしれません。特に鳥海湖周辺は色とりどりの高山植物のお花畑に変わり、あなたを待っていますよ。

 鳥海山の種まき爺さん

鳥海山には9つのコースがあり、古くから山岳信仰として多くの人々が憧れて登った山です。

9つのコースの登山口はそれぞれ、「1.吹浦口(ふくら)」「2.長坂口」「3.万助口(まんすけ)」「4.二ノ滝口」「5.猿倉口 」「6.矢島口」「7.湯ノ台口」「8.象潟口(きさかた)」「9.百宅口(ももやけ)」です。
 
交通の便が良くなり人気のあるのが湯ノ台口ルートで、鳥海山登山の王道と呼ばれているのが象潟口ルートです。

また、山形県側にあるのが、「1.吹浦口(ふくら)」「2.長坂口」「3.万助口(まんすけ)」「4.二ノ滝口」「7.湯ノ台口」の5つ、
秋田県側にあるのが、「5.猿倉口 」「6.矢島口」「8.象潟口(きさかた)」「9.百宅口(ももやけ)」の4つです。

今回、全てのコースをご紹介します。

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1.鳥海山の主要ポイントと各コースのルート地図

鳥海山の主要ポイントと、今回ご紹介するコースの地図を作成しました。

各コースを参照したい場合は、地図の左上の四角いボタンを押してから、各コースの名前の付いたレイヤーボタンを押してください。

スマートフォンの場合は、一度地図をクリックして、別ウィンドウで全画面表示を立ち上げてから、画面下のタイトル表示「○○の主要ポイント(morigasuki.net)」部分の白枠を押せば、各コースを選ぶことが出来ます。

パソコンでの別ウィンドウでの全画面表示は、地図の右上の四角いボタンを押してください。

地図上に書かれた各コースのルートは、手書きで作成しており、正確に記していますが、微妙にずれていることもありますので、大体の目安とお考えください。

 鳥海山登山の主要ポイント。各コースはレイヤーを選択すると見られます。

この地図をグーグルマップ上に表示させて、登山中に現在位置を確認することもできます。
PCやスマホで使う場合の詳しい設定方法を書きましたので、ご覧ください。

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2.各コースの紹介

コース1.鳥海山の最短コース  湯ノ台(滝の小屋)コース (所要 往復7時間程度)

ルートは以下の通りです。

湯ノ台口1,200m~(30M)~滝ノ小屋~(60M)~河原宿小屋~(10M)~心字雪渓下部~(90M)~あざみ坂~(30M)~伏拝岳~(10M)~行者岳~(15M)~鳥海山(新山)2,236m  (登り 4時間5分)

鳥海山(新山)2,236m~(15M)~行者岳~(10M)~伏拝岳~(25M)~あざみ坂~(70M)~心字雪渓下部~(10M)~河原宿小屋~(50M)~滝ノ小屋~(25M)~湯ノ台口1,200m (下り 3H25M)

山形県側から登るコースで、公園道路湯ノ台滝ノ小屋線(鳥海高原ライン)の終点が、出発点となる湯の台口となります。

湯の台口(酒田市)へは酒田市から車で30分ほどのアクセスとなりますが、バスの場合、まずは庄内交通バスで、

・酒田駅~(バス26分:庄内交通バス)~八幡総合支所前

へと移動し、ここで「酒田市福祉乗合バス ぐるっとバス」に乗り換えて、

・八幡総合支所前~(バス35分:酒田市福祉乗合バス ぐるっとバス)~湯の台温泉 鳥海山荘、または、鳥海高原家族旅行村

にたどり着きます。

庄内交通バスは(日本海病院~酒田駅前~観音寺)の路線を利用し、また「酒田市福祉乗合バス ぐるっとバス」は、いくつかの路線のうち、「升田・やまゆり荘線」を利用します。
酒田市福祉乗合バスには、「ぐるっとバス」以外に「るんるんバス」もありますので、ご注意ください。

「湯の台温泉 鳥海山荘」から「鳥海高原家族旅行村」までは、バスで1分です。

鳥海高原ラインの終点にあたる湯の台口に45台分の駐車スペースがありますが、余裕を持った日帰り登山を希望されるなら、鳥海山荘や鳥海高原家族旅行村に前泊するのがいいと思います。

登山口から30分ほどで6月下旬から10月中旬まで営業の滝ノ小屋があります。

7合目にある河原宿小屋は、平成23年度より閉鎖されていますが、公衆トイレは利用できます。

河原宿小屋を過ぎると、万年雪の心字雪渓が現れます。残雪の模様が「心」に見えることから、心字雪渓と呼ばれます。
大雪渓は山に向かって左側を登ると安全なことがおおいです。悪天候や残雪が多い年は十分注意してください。雪渓は8月にも少し残ります。


鳥海山登山 湯ノ台 伏拝岳 2010年6月26日

コース2.湯ノ台から幸次郎沢、千畳ヶ原を回る、湯の台口+アルファコース  (所要 往復10時間程度)

コース1の行程の中で、寄り道をして、幸次郎沢、千畳ヶ原を経由するコースです。コース1も参照ください。

ルートは以下の通りです。

湯ノ台口1,200m~(30M)~滝ノ小屋~(60M)~河原宿小屋~(30M)~月山森~(20M)~幸次郎沢~(20M)~千畳ヶ原~(20M)~蛇石流分岐~(40H)~御田ヶ原分岐~(30M)~七五三掛~(70M)~頂上参籠所(御室小屋)~(20M)~鳥海山(新山)2,236m (登り 5H40M)

鳥海山(新山)2,236m~(15M)~行者岳~(10M)~伏拝岳~(25M)~あざみ坂~(70M)~心字雪渓下部~(10M)~河原宿小屋~(50M)~滝ノ小屋~(25M)~湯ノ台口1,200m (下り 3H25M)

湯の台口から最短ルートを通らず、ぐるっと大回りして登頂を目指します。


千畳ヶ原

途中に寄る千畳ヶ原にはとても雄大な平原が広がっており、ここに来られただけで満足する人や、登頂せずにここを目的に来る登山者もいます。
ですので、コーヒーなどを持ってゆっくり時間を過ごすつもりでここを目指しても構いません。
紅葉のシーズンは特に大変人気があります。

帰りは、通常の湯の台コースに沿って下山します。コース1をご参照ください。

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コース3.象潟(きさかた)口コース(鉾立コース) 鳥海湖のお花畑を堪能  (所要 往復8時間) 

ルートは以下の通りです。

象潟口(鉾立)~(70M)~賽の河原~(40M)~鳥海御浜神社・御浜小屋~(30M)~御田ヶ原~(30M)~七五三(しめ)掛(かけ)~(70)~頂上参籠所(御室小屋)~(20M)~鳥海山(新山)2,236m (登り 4時間20分)

鳥海山(新山)2,236m~(60M)~千蛇谷雪渓入口~(10M)~七五三掛~(25M)~御田ヶ原~(25M)~鳥海御浜神社・御浜小屋~(20M)~賽ノ河原~(60M)~象潟口(鉾立) (下り 3時間20M)

秋田県側の5合目(象潟口)から登るこのコースも長時間の歩きですので、1泊2日で登山をされても構いません。
その場合、7合目にある御浜小屋に泊まることになります。
御浜小屋(TEL:0234-77-2301)は、素泊まり4000円、朝食と夕食は各1500円です。

象潟口へは、マイカーかバスでアクセスします。
バスの場合、完全予約制のバス「鳥海ブルーライナー」を使って、JR東日本、羽越本線象潟駅から鉾立口まで35分ほどでアクセスできます。片道3,000円で6月から10月まで運行しています。
鉾立には鳥海鉾立ビジターセンター、国民保養センター稲倉山荘、鉾立山荘や鉾立展望台があり、晴れた日は展望台から日本海を望むことができます。

このコースは、展望の良い道が続きます。
見どころは、なだらかな山腹に開けた賽の河原や、御浜小屋にたどり着く途中に見える日本海の地平線です。

 鳥海山から見る日本海

そして最大の魅力は、御浜小屋を過ぎてから現れる鳥海湖周辺の高山植物のお花畑です。ニッコウキスゲ、ハクサンイチゲ、チヨウカイフスマが出迎えてくれます

 

七五三掛(しめかけ)で分岐があり、外輪を行き行者岳、七高山とたどるか、谷へ下り、新山方面へと行くか別れます。

ここで谷(千蛇谷)を下ると、千蛇谷雪渓があり、外輪に囲まれながら再び新山へと登ります。

新山山頂手前にある御室小屋は、150人を収容する大きな山小屋で、鳥海山大物忌神社が運営しているものです。

御室小屋は、別名「頂上参籠所」とも呼ばれますが、参籠とは、祈願するために神社に籠ることをさします。ですので、本来の御室小屋は、鳥海山大物忌神社にお参りする方々のためのものですが、一般の登山客にも開放されています。

また、鳥海山大物忌神社は、標高2,236メートルの鳥海山山頂直下にある社である「本社」、麓の遊佐町吹浦にある「吹浦口の宮」、遊佐町蕨岡にある「蕨岡口の宮」の3社を合わせた総称です。ですので例えば、「鳥海山大物忌神社の境内に入る」といった場合には、上記の3つの社の区域のどこかに入るという意味になってしまいます。

御室小屋を過ぎ、岩場を登れば、20分で山頂に到着です。


鳥海山登山 PART-1 鉾立~大物忌神社

何といってもお花畑と山全体の美しい姿を見ることのできる、梅雨明けから9月がお勧めです。お天気の良い日を狙うためには天気予報と地元の観光協会の情報を仕入れましょう。

コース4.吹浦(ふくら)口(太平口)コース 鳥海湖を楽しむ、もっとも古く、よく整備されている中・上級コース (往復8時間)

ルートは以下の通りです。

吹浦口登山口~(30M)~見晴台~(10M)~清水大神~(40M)~河原宿~(30M)~鳥海湖~(30M)~御田ヶ原分岐~(30M)~七五三掛~(25M)~文殊岳~(25M)~伏拝岳~(20M)~行者岳~(20M)~鳥海山(新山)2,236m (登り 計4H20M)

鳥海山(新山)2,236m~(20M)~頂上参籠所(御室小屋)~(55M)~七五三掛~(25M)~御田ヶ原分岐~(15M)~鳥海御浜神社・御浜小屋~(25M)~河原宿~(30M)~清水大神~(10M)~見晴台~(25M)~吹浦口登山口   (下り 計3H25M)

吹浦口コースは、近くに太平山荘のある登山口からスタートするため、別名「太平コース」と言ったり、登山口を「太平口登山口」と言ったりします。
このコースは鳥海湖をじっくりと回って、鳥海湖からの遠望を楽しむことが出来ます。

途中、河原宿のところで、象潟口コースへも行くことが出来ます。下山の際にはコースを間違えて象潟口コースに入り、鉾立まで行かないように注意してください。

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コース5.長坂口コース 長い行程と大きな標高差を歩く、ベテラン向けコース (所要 12H35M)

高瀬峡に近い、藤井集落の公民館前からスタートする長いルートです。
バスの場合、遊佐駅から1㎞弱の「マックスバリュ遊佐町エルパ店」前からスタートする遊佐町営バス広野線(下り)を利用し、30分ほどで、長坂口を下車です。料金は片道300円です。

ルートは以下の通りです。

長坂登山口165m~(40M)~山の神~(100M)~ガラ場~(100M)~笙ヶ岳~(50M)~鳥海御浜神社・御浜小屋~(15M)~御田ヶ原分岐~(30M)~七五三掛~(25M)~文殊岳~(25M)~伏拝岳~(20M)~行者岳~(20M)~鳥海山(新山)2,236m (登り 計7H5M)

鳥海山(新山)2,236m~(20M)~頂上参籠所(御室小屋)~(55M)~七五三掛~(25M)~御田ヶ原分岐~(15M)~鳥海御浜神社・御浜小屋~(45M)~笙ヶ岳~(70M)~ガラ場~(70M)~山の神~(30M)~長坂登山口165m  (下り 計5H30M)

長坂登山口からスタートし、眺望のない山の中を歩きます。ガラ場(800m)まで着くと眺望が開け、そこからは急登となって行きますが、長めの良い稜線を歩きます。

ガラ場から上の道は笙ヶ岳まで尾根筋を延々と歩きます。コースの由来通り、長い坂を上ってきます。

笙ヶ岳からは、尾根が広くなり、高山植物を数多く眺めながら、御浜神社・御浜小屋を目指します。御浜神社・御浜小屋まで着くと、象潟口コース、吹浦口コースと合流します。

コースはとても長く、標高差も非常に高く、また登山者が少ないため、登山道が不明瞭なところもあり、ベテランの方だけが登るコースです。

コース6.万助口コース 高い標高差と長距離を歩く、体力勝負のコース (所要 往復13H)

鳥海山の南南西、遊佐町から出発するコースです。

ルートは以下の通りです。

しらい自然館140m~(90M)~渡戸~(90M)~万助小屋~(45M)~ドッタリ~(45M)~蛇石流分岐~(40H)~御田ヶ原分岐~(30M)~七五三掛~(70M)~頂上参籠所(御室小屋)~(20M)~鳥海山(新山)2,236m (登り 7H10M)

鳥海山(新山)2,236m~(60M)~千蛇谷雪渓入口~(10M)~七五三掛~(25M)~御田ヶ原分岐~(30M)~蛇石流分岐~(40M)~ドッタリ~(40M)~万助小屋~(70M)~渡戸~(70M)~しらい自然館140m  (下り 5H45M)

遊佐町は、清流月光川が流れるたいへん美しい町です。

万助口コースは、遊佐町しらい自然館を起点にスタートします。標高140mの地点からスタートしますので、山頂まで非常に長い距離を歩きます。

出発から万助小屋までは、なだらかな山道を登っていきます。

万助小屋は、正式名称を「酒田市営山小舎」といい、1959年に建てられたものです。
付近に水場があることや、安全な場所であることなどを理由にこの場所に建てられ、高校の登山部の訓練などにも使われてきました。
無人の小屋で、収容人数は40名ほど、テン場もあり、トイレも使用できます。協力金として使用1回あたり1人210円を支払います。

蛇石流分岐に到着すると、二ノ滝口コースと合流します。

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コース7.二ノ滝口コース 渓谷沿いを滝を眺めながら歩く風情のあるコース (9H50M)

一の滝・二の滝渓谷からスタートします。

ルートは以下の通りです。

一の滝駐車場465m~(5M)~一ノ滝~(15M)~三ノ滝~(30M)~森の清水~(100M)~千畳ヶ原~(20M)~蛇石流分岐~(40H)~御田ヶ原分岐~(30M)~七五三掛~(70M)~頂上参籠所(御室小屋)~(20M)~鳥海山(新山)2,236m (登り 5H30M)

鳥海山(新山)2,236m~(15M)~行者岳~(15M)~伏拝岳~(20M)~文殊岳~(20M)~七五三掛~(25M)~御田ヶ原分岐~(30M)~蛇石流分岐~(15M)~千畳ヶ原~(80M)~森の清水~(25M)~三ノ滝~(10M)~一ノ滝~(5M)~一の滝駐車場465m (下り 4H20M) 

このコースは、月山沢に沿って登山する道中にさまざまな滝があり、登っている最中に飽きることがありません。とても人気のあるコースです。

沢沿いを歩くので、水の心配はいりませんが、コースが比較的長いので注意しましょう。

登山口となる、一の滝・二の滝駐車場までの公共交通手段はありませんので、車かタクシーで向かうか、町営バスを利用し、岩野のバス停で降り、駐車場まで2時間ほど歩きます。

登り始めると、二ノ滝までは渓谷の眺めが見られますが、その後、徐々に斜度があがり、本格的な登山となります。

三の滝、伝喜太小屋跡、森の清水と林の中を通り過ぎ、喜助平までくれば、眺望の開ける尾根筋となります。

そこからさらに急な坂を頑張って登ると、千畳ヶ原に到着です。

千畳ヶ原では、上記のコース2と合流です。
千畳ヶ原の大草原を楽しみながら通過し、蛇石流分岐で急な坂を上ると鳥海湖につきます。湖を過ぎ、御田ヶ原分岐でさらに、吹浦口コース、象潟口コースと合流します。

コース8.猿倉口コース 温泉を拠点とする短時間コース (所要 往復8時間)

鳥海山の北東、猿倉温泉を拠点として登ることができるコースで、南東側から登るルートと比較して距離が短く、短時間で頂上にたどり着くことが出来ます。

ルートは以下の通りです。

猿倉口1,020m~(35M)~棚池~(35M)~見返り坂~(40M)~七ツ釜避難小屋~(40M)~氷の薬師~(70M)~七高山~(30M)~鳥海山(新山)2,236m (登り 4H20M)

鳥海山(新山)2,236m~(25M)~七高山~(80M 康新道経由)~七ツ釜避難小屋~(30M)~見返り坂~(30M)~棚池~(30M)~猿倉口1,020m (下り 3H35M)

猿倉口(4合目)までは公共交通機関がありません。
猿倉口には30台ほどが停められる広い駐車スペースがありますので、マイカーかタクシーで向かってください。登山届ポストやトイレはなく、それほど人の多いコースではありません。

スタートするとしばらくは、ブナ林の中を緩やかに登っていきます。

5合目の棚池を過ぎても、まだブナ林の中です。

見返り坂は6合目で、ここを過ぎると徐々に眺望が開け、7合目の鶯谷に到着です。

七ツ釜避難小屋では矢島口コースと合流します。

七ツ釜避難小屋を過ぎ、9合目にある氷の薬師は溶岩で出来た渓谷で、雪のある時は難所となります。

ザレ石で歩きづらい舎利坂を過ぎ、七高山に到着します。

七高山から鳥海山までは、距離にして600mほどあり、近いですが、神社を経由して登ると30分ほどかかります。

帰りの康新道が通行止めになっていることがありますので、その場合には、元来た道を帰ってください。

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コース9.矢島口コース 鳥海山への最短ルート (所要 往復7H20M)

このコースは、鳥海山の5合目にあたる祓川駐車場からスタートし、稼ぐ標高が他のコースと比べて少なく、最短で鳥海山に登ることが出来ます。

ルートは以下の通りです。

祓川駐車場1,180m~(90M)~七ツ釜避難小屋~(60M)~氷の薬師~(70M)~七高山~(30M)~鳥海山(新山)2,236m (登り 4H10M)

鳥海山(新山)2,236m~(25M)~七高山~(80M)~七ツ釜避難小屋~(65M)~祓川駐車場1,180m (下り 3H10M)

出発地点の祓川(はらいがわ)駐車場には観光バスを含め80台ほどの駐車スペースがあります。近くの竜ヶ原湿原に行く観光客が立ち寄るからです。

ただし、鳥海山の北東斜面にあたるため雪解けが遅く、初夏まで雪渓が残ります。

竜ヶ原湿原は、珍しい高山植物が多数分布し、散策路は観光客でも歩きやすいように整備され、遅い春を迎え始めると、多くの人が訪れ始めます。

湿原を過ぎると本格的な登山が始まり、6合目の賽の河原までは木々の間を歩きます。

賽の河原を過ぎると7月まで雪渓が随所にみられるようになります。

7合目の御田(おだ)は、随所に雪解けの水たまりと緑が見られる美しい場所です。

七ツ釜避難小屋に着くと、猿倉口コースと合流します。

七ツ釜避難小屋を過ぎると8合目にあたる七ツ釜があります。七つの滝つぼを持つ川の流れを堪能します。

9合目にあたる氷の薬師は、溶岩で出来た急な渓谷で、雪があれば難所となります。そこを過ぎると舎利坂となり、ザレ石で歩きづらい場所です。

上り詰めると七高山です。お疲れさまとなります。
外輪山から眺める巨大なドーム、その先にある鳥海山(新山)を見ながら、一度南下し、外輪を下り、西の方角に進めば、鳥海山(新山)に登頂です。

帰りの康新道が通行止めになっていることがありますので、その場合には、元来た道を帰ってください。

コース10.百宅(ももやけ)口コース 快適なキャンプ場がスタート地点 (所要 往復7時間50分)

ルートは以下の通りです。

百宅口登山口840m~(40M)~大倉~(40M)~タッツラ坂~(60M)~唐獅子平避難小屋~(110M)~七高山~(30M)~鳥海山(新山)2,236m (登り 4H40M)

鳥海山(新山)2,236m~(90M)~唐獅子平避難小屋~(50M)~タッツラ坂~(30M)~大倉~(30M)~百宅口登山口840m (下り 3H20M)

百宅口の出発地点となる大清水園地は、ブナの原生林に囲まれた環境で快適にキャンプができる場所です。
かつてここには大清水山荘がありましたが、老朽化し解体され、現在はありません。
代わりに、大清水休憩所(兼避難小屋)が完成し、トイレや炊事場、キャンプサイトなどを利用することが出来ます(利用は0184-57-2205まで。由利本荘市観光協会)。50台ほどの車が停められ、駐車料金は無料です。
また水場もありますので、冷たい水をここで補給できます。ルート上に他に水場がないので注意しましょう。
登山ポストはないようです。

約1.5㎞歩くと大倉です。ここまでは比較的なだらかなブナの森が続きます。

大倉からタッツラ坂まではやや傾斜が上がり、木道が整備されているので快適に歩けますが、雨の日は滑りやすいので注意してください。

タッツラ坂を過ぎるとさらに斜度が上がり、屏風岩から唐獅子平避難小屋に至ります。

唐獅子平では、広々とした雄大な景色を楽しむことが出来ます。夏スキーのシーズンにはここでスキーヤーを多く見かけます。水場は枯れています。

唐獅子平を過ぎると次第にガレ場の場所も現れ、歩きづらくなっていきます。

上り詰めると七高山です。また、七高山から鳥海山(新山)までは、一度南下して、外輪山を回ります。

3.山小屋情報

鳥海山の山小屋はすべて予約制です。定員になると締め切られることもあります。以下に連絡先を上げますので、参考にされてください。

(1)滝ノ小屋(湯ノ台口5合目) TEL0234-72-5886
 朝食1000円、夕食1200円、素泊まり2500円、事前予約で昼食の弁当可

(2)河原宿参籠所(河原宿小屋。湯ノ台口7合目) TEL0234-77-2301
 1泊2食7350円、素泊まり420円

(3)鳥海山頂上参籠所(御室小屋) TEL0234-77-2301
 1泊2食7560円、素泊まり4320円

(4)御浜参籠所(御浜小屋。象潟口7合目) TEL0234-77-2301
 朝食と夕食は各1500円、素泊まり4000円、お弁当700円

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