おせちを手作り 中身の種類と準備

公開日: : 最終更新日:2018/02/10 グルメ(Gourmet), 生活(Life)

11月に入ると、早くもスーパーではおせち料理の注文販売が始まります。ええ?もう?!と思ってしまうのは、私だけでしょうか?

売られているおせちには、家庭では出せない魅力もありますが、三世代同居の我が家では、おせち料理を分担して作ります。
嫁いだ当初はびっくりした大量のレンコンを使った料理なども、今ではワクワクなイベントです。そして新年を迎える前から食べ始め、三が日が過ぎてもまだまだ食べます。

そんな我が家の、おせち料理にまつわるお正月のお話です。

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1. あなたはおせち料理、買う派ですか?作る派ですか?

5-2 いつもは眠っている高級なお皿の出番です

写真のような、豪華なおせち料理もいいですね。一般的に言われる「おせち料理の具」がまんべんなく入っているのがこの手の商品です。その上、産地にこだわったり、味付けに工夫がされたり、家庭では出せない味付けにみんなで舌鼓を打つのもいいでしょうし、へえ、こんなふうに料理できるのか!と発見を楽しむのもよいでしょう。

一方、食べたい具をいろいろと単品で買ってきて、好きな大きさに切ったり分けたりして、いつもとはちょっと違う素敵なお皿に盛りつけて皆で囲むのもいいですね。

台所を預かる世の主婦は忙しい。もちろん主夫も忙しい。年始くらいはゆっくりしたいですよね。たくさんいろいろと買いこんで、新年三が日くらいは、おせち料理を食べまくり、食べ尽くし、楽ができて、飽きてきたなあ・・・というころに食べ切れる量だといいですね。

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2.あれあれ、びっくりおせち料理の中身

かずのこに栗きんとん、伊達巻に黒豆。どれもこれもおいしそう。私は好きです。
ちなみに作る派です。もちろんすべてではないですが、できるものは家庭で作ります。

結婚後も同じ県に住み続けていますが、結婚後に初めておせち料理をお姑さんと作った時に私は気が付きました。同じ県内でも、いろいろ違う、と。

2.1 おもしろ&驚き 発見その1

実家と結婚後に住んでいるところは、距離にして100キロほど離れていて、レンコンの一大産地なので、もちろんおせち料理にもふんだんに使います。私は毎年煮物を担当しているのですが、「レンコン、好きなだけ使って良いからね。」と、どーん!と山積みのレンコンを見せてくれた時にはびっくりしました。

「ひゃー!こんなに!すごーいー!」
ええ、正直こう思いました。

もちろん実家にいた時も正月のおせち料理の煮物にはレンコンは入れていましたが、量がちがう。これが産地の力だ、と私は思いました。

5-3 れんこんの穴を覗いてみよう、輝く将来が見渡せる!

2.2 驚き&ふむふむ 発見その2

皆さんは、クチナシの実をご存知ですか?私は知りませんでした。これもまた、おせち料理づくりの時にはなくてはならないものです。

5-4 こちらがクチナシの実です。切った中身を使います。

これまた年末におせち料理を作っているときにお姑さんが「今年はうちのクチナシがいまいちだったから、近所から頂いてきたわ。」とこの実を見せてくれたのです。

私は「はあ?これなんですか?何に使うんですか?」と、物知らずな嫁丸出しで聞くとこれはクチナシの実で、これを使うと栗きんとんがきれいで色鮮やかな色になるのよ、というのを教えてくれたのでした。

私は、数はいくつか使うにせよ、こんなちょっぴりで色が付くのかいな?と思ったのですが、本当でした。きれいな色になりました。ちなみに、庭にクチナシがあったこともこの一件で知ったのでした。
天然の着色、体にもいいですよね。

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3.おせち料理の準備は30日くらいから。

さて、我が家のおせち料理のエピソードをもう一つ、お話ししたいと思います。

みなさんは、年末の何日ぐらいからおせち料理を作り始めますか?我が家の場合は、毎年多少の違いはあるのですが、大体30日、31日が料理日となります。30日がメイン、予備と言うか最終仕上げ日が31日となります。

我が家は、夫の両親と同居している三世代家族です。普段はキッチンは別ですが、年末のおせち料理作りとなると、義親のキッチンをお借りしてたくさんの種類のおせち料理をこれまたたくさん作るのです。

いろいろなおせち料理を作るため、31日一日だけでは時間が足りません。そして、我が家では餅つきも家庭で行うので、餅つきをしながらおせちを作る、というのが毎年恒例行事。

餅つき、とは言っても「蒸す・つく」は機械がやってくれるので、もち米を投入し、そしてつきあがったお餅を取り出して、のしもちを作るのが我々人間の仕事です。たくさんついて親せきにも配るので、機械はフル回転。常に「もち米の投入と出来上がった餅の取り出し、そして熱いうちにのしもちにする」という作業を繰り返し、絶えず餅に意識を集中しながら家の中にいないといけません。

機械がやってくれるとは言え、家庭での餅つきは前もっての準備が必要です。餅つきを行う日の朝にもち米を研げばよい、ということではないのです。前もって研いでおいて、十分な時間を吸水にあてなければなりません

そして、地域の違いはあるかもしれませんが、日本の長年の慣例があります。29日には餅つきを行わない、ということが。これは29日の9が「く→苦」を表し、「くもち→苦餅」と結びつき、縁起が良くないと言われているのです。我が家でももちろんこの習慣は残っており、29日にはもち米を触らない、餅つきをしない、ということになっています。よって、もちつきは29日を除く年末に行われています。

話がちょっとずれてしまいましたが、そういうわけで我が家のおせちづくりは餅つきの日にも多少されるということになっています。

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4.我が家では、料理隊長は決まっていません

同居、大変ねなんてよく言われるのですが、私はそうでもありません。料理が好きなので楽しいひととき。特にこのおせち料理づくりの時は義母がいなくては事が進みません。いずれは私が味を引き継がないといけないと思い、料理法を聞き取ってメモに納めてはいるのですが、年に一度しか作らない料理、なかなかスムーズには行きません。

おせち料理の分担は特にありません。家族総出、時には親せきも集まってワイワイ作ります。毎年義母が私に言うことは「あなたなりの味でいいのよ。」という事。ありがたいことです。

それでもこれまで実家で作ったことのない、嫁ぎ先のエリアに特化した料理を作るときはやはり味付けがよく分かりません。そんな時は「義母」ならぬ「おせち料理隊長」に指示を仰ぎます。夫に聞いてもよく分からないと言われ、隊長に聞いてくれと言われる始末です。

「隊長、こんな感じでいいでしょうかねえ。」
「ちょっと薄いですかねぇ。隊長」

普段の料理もそうですが、何度も味見をしていると味がよく分からなくなってしまうもの。そんな時は料理隊長の一言が決定打になります。

「もう少しお醤油を入れてみよう。」
「これはちょうどいいね。」

これを繰り返し、たくさんのおせち料理が出来上がっていきます。

その中でも私が全て執り行うのが「煮物」です。自宅で取れた人参、大根、そして頂きもののレンコン、などの具をたくさん入れて大なべで煮ます。味付けが落ち着くと、あとは石油ストーブの上でコトコトコトコト・・・・・。

嫁いだその年に私がなんとなく
「それでは私が煮物をやってみます。」と言ってからは私が煮物当番になりました。煮物だけは私が隊長です。

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5.おせち料理食べ始めは年末!?から

そして、おせち料理、みなさんはいつから食べ始めますか?そりゃもちろん一月一日、元旦からという家庭が多いでしょうが、我が家は作ったその日から食べ始めます。味見もかねて食べていくのですが、これまた並行して大掃除や年末の買い出しなどもするので、その都度料理を作っている時間の余裕がありません。なので、我が家は30日から食べ始めてしまうのです。

嫁いですぐの時はこれに驚きました。え?もう食べてしまうの?!と。
しかし、これはこれで上にのべた理由があり、また別の意味でも理にかなっています。

私はたいてい2日に実家に帰ります。2、3、4日と実家で過ごして、4日の夜に帰宅するのです。となると、お正月からおせち料理を食べ始めると、嫁ぎ先でおせち料理を食べるのは1日と2日の朝だけになってしまうのです。1日は料理をしないので、朝昼晩おせち料理。そして2日の朝ももちろんおせち料理。実際は30日から食べ始めているので4日間。

私たち家族が私の実家にいる間の2、3、4日も義親はおせちを食べ続けているのですが、4日の夜にホームに帰宅してもそれでもまだいくらか残っています。

せっかく作ったからモッタイナイし、日持ちするものなので何度も火を入れなおして食べ続け、すっかり食べ終わるのは7日くらいに

「ちょっと飽きてきたね。」とは言っても、やっぱり主婦はもったいないと思うので、私と義母は食べ続けます。夫は途中からパンに乗り換えることもあります

毎年このようなことのくり返しなので、作る量を調整すればよいのですが、やっぱりおめでたいことはどどーんとたくさん、という雰囲気になり、毎年たくさん作ってしまうのです。

6.まとめ

おせち料理の歴史はとても古く、弥生時代からはじまったと一説には言われているそうです。
地域により食材は様々でも、人の手を介して作られる、ということはずっと続いていることなのだな、と思います。

買ってきたものでも手作りのものでも、準備をしているときはなんだかワクワクどきどきしますよね。
暮れも押し迫る忙しいとき、ああ!時間が無い!大掃除もまだ終わってないし、買い忘れたものは…大丈夫かな?となんだかそわそわするのが年末。

おせち料理の買い出しも、準備も、慌ただしい中やっていき、ようやく完成し・・・・・元旦を迎える。あのせわしい気持ちは去年に置いてきて、今あるのはゆったりした時間だけ。それは家族みんな同じ。

一番大切なのは、皆でおせち料理のおいしさを共有すること
年の初めのめでたい日に、おいしいものでお腹を満たし、これからやってくるであろうたくさんの楽しさを希望する。

さて、年末が近づいてきたら、レシピ本を見直しておこうと思います!

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