インスタントコーヒーの保存は、冷蔵庫やフタに付いた紙が重要!
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最終更新日:2017/11/19
グルメ(Gourmet), コーヒー(Coffee), 生活(Life)
今や、簡単にレギュラーコーヒーが飲める時代。
でも、自宅でさっと飲む時はインスタントコーヒーが便利ですよね。
会社にある、コーヒーマシンの煮詰まったコーヒーを飲むくらいなら、インスタントのほうがまし、と言う人も。
インスタントコーヒーをうまく保存して、もっと美味しく飲みましょう。
1.インスタントコーヒーの種類は?
大きく分けて、「スプレードライ」と「フリーズドライ」があります。
スプレードライ法は、コーヒー液を高温の筒の中に吹き付け、乾燥させる方法です。
粉状に出来上がり、とても溶けやすいのが特徴。
冷たい水でもOKというのはこのタイプ。
ただ、工程で高温にさらされるため、香りが飛びやすいという欠点があります。
現在はこの工程に改良が加えられ、香りの損傷は極力抑えられるようになっています。
(photo pixabay スプレードライ)
アイスコーヒーの時便利な、AGFのブレンディがこのタイプです。
フリーズドライ法は、コーヒー液をいったん凍らせてから砕き、真空状態で水分を蒸発させる方法です。粒が粉状ではなく、粗い粒状です。
(photo pixabay フリーズドライ )
スプレードライより香りが逃げないのですが、高度な技術を必要とするため価格は若干高めです。
AGFマキシムやUCCザ・ブレンドなどがこのタイプです。
2.あれ?ネスカフェの名前がない?
日本でインスタントコーヒーといえばネッスル。日本ネスレですね。
日本ネスレは現在、スプレードライでもフリーズドライでもない製法でインスタントコーヒーを作っています。
名付けて「レギュラーソリュブルコーヒー」。
コーヒー液の中にコーヒー豆の粉を混ぜてから乾燥させています。
この画期的な製法により、淹れたての香りと味わいを出すことに成功。
ところが、全日本コーヒー公正取引協議会では「ソリュブルコーヒー」という名称を使うことを認めませんでした。
インスタントコーヒーの一種なのだから、別の名称を使うことは許されない、という見解です。
これに腹を立てた日本ネスレ側は、日本のコーヒー関連の協会をすべて脱退・退会。
今後は独自に事業を展開していくそうです。
(photo pixabay)
3.インスタントコーヒーの保存方法は?
インスタントコーヒーは粉なので、空気に触れる面が多く酸化しやすいのです。
酸化の原因は光・空気・温度。
出来るだけ空気が触れない状態にして冷蔵庫で保存するのがベスト。
袋入りのものだと簡単です。
冷凍庫に入れると、出した時の温度・湿度差で一気に湿気っぽくなる可能性があるので、おすすめしません。
さて、皆さんはインスタントコーヒーの口に貼ってある紙、どうしていますか?
実は、湿気を防ぐのに重要な役割を果たしているのです。
湿気を防ぐには、できるだけ入口を塞ぐこと。
あの紙が口についていることで、フタとの密着度が増し乾燥した状態にキープしてくれるのです。
ですから、縁の部分は絶対はがさないようにして下さいね。
このような状態で保存すれば、開封後1ヵ月は美味しく飲めるそうです。
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