サンクトペテルブルクの観光(レストランとカフェ編)
公開日:
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最終更新日:2019/06/19
グルメ(Gourmet), スイーツ(Sweets), 北欧(North Europe), 旅行(Travelling)
芸術と文化の都、サンクトペテルブルク。
多くの世界遺産があることで知られています。
そしてサンクトペテルブルクでの滞在を楽しむためには、観光に加え、おいしい食事も必要です。
筆者も訪れて味や雰囲気を確認済みのお店から、ロシア伝統料理のペリメニ、セリョートカ(ニシンのマリネ)、赤カブサラダ、ボルシチや茸のスープなどを手軽な値段で食べられる「テレモーク」、少し気取ったレストラン「テプロ」、高級レストラン「コリューシカ」などをご紹介します。
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サンクトペテルブルクの観光(市内めぐり編)
**目次**
1.おすすめのレストラン
十数年前はロシアで評価の高い外食のお店を見つけるのは難しいと言われていました。しかし、ソチオリンピックなども経験し、世界の観光客を意識するようになり、サンクトペテルブルグでおいしくて快適なレストランを見つけることは難しくなくなりました。
サンクトペテルブルクっ子たちも、かなり舌が肥えてきていて、レストランへの評価が厳しくなっています。そんな中で、実際に足を運んで確かめたお勧めレストランをご紹介します。
ロシア料理 「Тепло(英語Teplo、テプロ)」
ロシア語にすると「暖かい」という意味のレストラン。家庭的なロシア料理をリーズナブルな値段で食べられます。ボルシチ6ユーロ、ビーフストロガノフ10ユーロ程度です。
通りから建物に入ると、中庭があり、そこにオープンテラスの席と、室内の席があります。また中庭には、子供の砂遊び場があるので、子供連れでも訪れることが出来るレストランです。
入口は少しわかりづらいです。
中庭に子供の遊び場があります。
筆者たちが訪れた時には、平日の夜でも混んでおり、確実に席を確保するなら、予約をしておくことがお勧めです。過去に飛び込みで行って断られた旅行者が大勢います。
英語が通じますし、英語のメニューもあります。市内中心部にあるので、観光前にふらっと寄って夜の予約をしてみてもいいです。
Teplo 英語メニュー
住所: Bolshaya Morskaya ul., 45, St Petersburg, ロシア
電話:+7 812 570-19-74
時間:9時00分~0時00分
Теремок(テレモーク)
ロシア料理のファーストフード店で、ロシアに来てこのお店に入らないのは、かなりもったいないです。今もっとも勢いがあると言っても過言でありません。モスクワとサンクトペテルブルクに合わせて174店舗を誇るチェーン店なので、サンクトペテルブルク市内で時々見かけます。
ファーストフード感覚でロシアのペリメニ(水餃子)や様々な具を選べるブリンチキ、ボルシチ、茸スープ、サラダ、カーシャなどが食べれ、一皿100ルーブル程度で、とてもおいしいです。
ロシア料理の特徴は、なんといってもスープの豊富さなのですが、ここテレモークでも、具だくさんの(これがうれしい)ボルシチや茸スープ以外に、サーモンスープ、スモークベーコンとえんどう豆のスープなど10種類の中から選べます。ということは、滞在中毎日通ってもすべてをとても食べきれないということです。
いつもロシア人でとっても混んでいて、レジ前には列ができていて、英語も通じないので、自分の番の注文や支払い時には結構焦るし、席を見つけるのが大変かもしれませんが、ファーストフード感覚のお店ですので、回転が速く、長く待たされることはありません。値段は表示されているので、「これ」と指さし注文して、支払って乗り切りましょう。
銀座プロジェクト レストラン群と「Koryushka」
サンクトペテルブルクを、レストランの「おもてなし」やイベントを通じて、日本の銀座のようにオシャレに、高級に、グレードアップしようというムーブメント、それが銀座プロジェクト。
銀座プロジェクトは、サンクトペテルブルク、モスクワ、ニューヨーク、ロンドンに100以上のレストランを持つグループ会社で、この銀座プロジェクトに含まれているレストランは押しなべて高級路線。トライしてみて間違いはないですが、財布とご相談してください。
おすすめは、ペトロパブロフスク要塞(ピーターアンドポールフォートレス)内の、ロマンティックレストラン、Koryushka。牡蠣やサーモンなどの新鮮な魚介類の料理が豊富で、ネバ川の美しい眺めを見ながら、おいしい多国籍料理が食べられます。
住所:Санкт-Петербург, Петропавловская крепость, 3 (Заячий остров)
電話: +7 (812) 640-16-16
Trattoria 「Settimo Cielo」(イタリアン)
スリとか酔っ払いを気にせず、おいしくて安全な場所で、夜遅くまで飲みたいという方にお勧めできるイタリアン。ピザ400ルーブル程度と良心的な値段で、イタリア料理とロシアンビールが楽しめます。
ロケーションは、ペトロパレスホテル最上階のロフト的なお店で、サンクトペテルブルクの夜空を眺めながら食事をすることができます。
また、レストラン内にバーカウンター「ToNYc Bar」が併設されているので、ワインやカクテル、バーボンなど種類豊富なドリンクが楽しめますし、ホテル1Fのカフェから豊富にケーキ類のスイーツを取り寄せられます。
住所:Petro Palace Hotel 7F, Malaya Morskaya Ulitsa 14, Saint-Petersburg, 190000, Russia
時間:12pm – 2am
電話: +7 (812)961-80-04
Wave Burgers&More
2019年、営業を終了しました。
住所:Апраксин переулок, 3, Санкт-Петербург, г. Санкт-Петербург, ロシア
電話:+7 812 997-28-49
時間:11:00~23:00
2.厳選おすすめのカフェ4つ
шоколадница(ショコラードニッツァ)
国内に展開するチェーン店のカフェで、市内の至る所にあり、スイーツがとてもおいしく、ボリュームもあります。ケーキ250ルーブル程度で、お腹がすいていれば、ボルシチや水餃子(ペリメニ)、赤カブサラダなどの本格的ランチ・ディナーが、手ごろな値段で食べられます。
ショコラードニッツァの紹介動画
Kupertz Eliseev(エリセイエフスキー)
ネフスキー大通りに面したロシアの高級デパートで、1F入口近辺にカフェスペースもあります。
このお店は大通りに面した美しいディスプレイが大変有名で、定刻になったら人形の音楽隊が演奏するのを見るために、多くの観光客が待ち構えています。
ここには、たくさんの種類のロシアチョコレートやキャンディなどが売っているので、お土産を買う場所としても最適ですが、他にも、日本から直輸入の広島産カキや、日本製のシャンプー・コンディショナーなどが、びっくりするような値段で販売されています。
ロシアでの日本製品のブランド価値がわかって、ちょっぴりうれしい場所。ここでカフェをしながら、セレブたちのショッピングを眺めてください。
店内です。
住所:Saint Petersburg, Nevskiy pr, 56 TEL:+7 812 456 66 66
時間:10:00 – 23:00(年中無休)
кофе хауз(コーヒーハウス)
チェーン店で市内の至る所にあり、カードも使え、スイーツが豊富でおいしく、コーヒーの味も間違いないです。日にもよりますが、マイルドで苦みのないコーヒーを出すことが多いです。
リバークルーズの発着場などによくあり、日本でいうスターバックスの出店方法と重なりますが、アイスクリーム(1スクープ120ルーブル)、スイーツ(ケーキ250ルーブル程度)、軽食のパンケーキ(ブリンチキ)、紅茶、夕食等の種類とおいしさと安さは、スタバを軽く超えています。観光客御用達といっても過言ではありません。
CEBEP(セービル)
サンクトペテルブルクの老舗洋菓子店を紹介します。1903年創業、老舗のセービル。「北」という意味で、ホッキョクグマの看板が出ています。洋菓子店として、市内のスーパーなどにも卸していますが、店内でのカフェも可能です。
ここでは、日本のスイーツに負けない美味しいケーキとコーヒーで600円位から楽しめます。ただし、ロシアのケーキは全体的にとっても甘くて大きいので、そのつもりでご注文ください。
ネフスキー大通り、ベルモンドグランドホテルのそばにあります。
CEBEPの正面
住所:Nevsky prospect, 44, St. Petersburg, Russia
TEL:(812) 571–25–89
3.旅行プラン
夏は気候がよく観光客が多いため、料金設定が高めですが、冬は寒くて天候がどんよりするため、ツアーが減ります。冬の安い時期を狙えば、5日間で10~13万なんてツアーもあり、食事・名所観光・ガイド付きですからお手頃です。
サンクトペテルブルグにはプルコヴォ国際空港があるのですが、日本からのツアーではモスクワのシェレメーチェボ空港経由が殆どです。直行便でのフライト時間は約11時間、乗継だとさらに1~2時間です。
モスクワと比べると少なくなりますが、スリがそれなりにいますので、身の回りに気を配ることが必要です。ほかのヨーロッパ諸都市とほぼ同じと考えて大丈夫でしょう。
サンクトペテルブルグでは、日本にはない荘厳な街並みに圧倒されます。また、モスクワと比べて人の混雑がなく、快適な観光が楽しめます。
ぜひ一度、気候の良い時期に行ってみてください。
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