谷川岳の全登山コース7つを紹介! 一ノ倉沢経由など日帰りや初心者用~!

谷川岳は、群馬県と新潟県の県境にそびえる日本百名山です。
この山は、「耳二つ」とも呼ばれます。いわゆる双耳峰(そうじほう)の山で、トマの耳(1,963M。別称、薬師岳)とオキの耳(1,977M。別称、谷川富士)の二つの頂を持ち、美しい山容を見せてくれています。

岩場の多い険しい地形をした山ですが、首都圏から近く、夏には高山植物、秋には紅葉を楽しむことができ、毎年多くの登山客でにぎわい、初心者にも人気の山です。

谷川岳は、遭難が多い「魔の山」と言われることもあるのですが、それはロッククライミングをする人達が登る「一ノ倉沢」のことです。そこは、穂高岳、剣岳と並ぶ日本三大岩場の一つ、ロッククライミングの聖地なのです。

これからご紹介するのは、初心者でも気軽に楽しむことができる「ロープウェイを利用した谷川岳登頂コース」、「一ノ倉沢岩壁トレッキングコース」など、全7コースです。
各コースの地図上のルートは、次にご紹介する地図をご参照ください。

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**目次**

1.谷川岳の主要ポイントと各コースのルート地図

谷川岳の主要ポイントと、今回にご紹介するコースの地図を作成しました。

各コースを参照したい場合は、地図の左上の四角いボタンを押してから、各コースの名前の付いたレイヤーボタンを押してください。

スマートフォンの場合は、一度地図をクリックして、別ウィンドウで全画面表示を立ち上げてから、画面下のタイトル表示「○○の主要ポイント(morigasuki.net)」部分の白枠を押せば、各コースを選ぶことが出来ます。

パソコンでの別ウィンドウでの全画面表示は、地図の右上の四角いボタンを押してください。

地図上に書かれた各コースのルートは、手書きで作成しており、正確に記していますが、微妙にずれていることもありますので、大体の目安とお考えください。

 谷川岳の主要ポイント。各コースはレイヤーを選択すると見られます。

この地図をグーグルマップ上に表示させて、登山中に現在位置を確認することもできます。
PCやスマホで使う場合の詳しい設定方法を書きましたので、ご覧ください。

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2.各コースの紹介

コース1. ロープウェイを利用した谷川岳登頂 天神尾根コース 初級者向け (所要 5H25M)

ロープウェイの山麓側起点となる土(ど)合口(あいぐち)駅は、関越自動車道水上I.Cより約25分、上越新幹線の上毛高原駅より「谷川岳ロープウェイ」行きバスで50分、または、上越線水上駅より「谷川岳ロープウェイ」行きバスで25分という、都心よりアクセスのよい立地にあります。(住所 群馬県利根郡みなかみ町湯檜曾字湯吹山国有林 電話 0278-72-3575)

ここで、電車で行かれる方に注意していただきたいのが、上越線の土合(どあい)駅です。
ロープウェイの土合口駅に最も近い駅なのですが、電車の本数が少ないうえに、地下にホームがあり、462段の階段を登って、10分ほどかけて地上に出ることになります。鉄道ファンにはたまらない人気スポットなのですが、登山をするには、時間と体力に余裕のある方向きのアクセスとなっています。

谷川岳ロープウェイまで車で行かれる方は、ロープウェイ駐車場の料金1、000円(大型。小型は500円)を支払ってください。

標高746Mの土合口駅から谷川岳ロープウェイ(大人:往復2060円 小人:往復1030円)で美しい沢と山々の景色を眺めながら、10分ほど上がると標高1,319Mの天神平駅に到着します。

次は、天神峠リフト(大人・小人:720円)に乗って、天神峠に出ます。ここからは、谷川連峰を一望することができますので、天気がよければ格好の撮影スポットとなります。
また、これから歩く天神尾根を眺めることもできますので、モチベーションもグンと上がることでしょう。
なお、天神峠には、リフトを利用しないで天神平の広場から北西に伸びる巻き道を歩くこともできます。

さあ、ここからが本格的な登山の始まりです。装備の点検をしっかり行っていざ出発しましょう。

ルートは以下の通りです。

土合口駅746m~(谷川岳ロープウェイ15M)~天神平駅1,320m~(天神峠リフト7M)~天神峠~(45M)~熊穴沢避難小屋~(30M)~天狗の留まり場~(30M)~天神ザンゲ岩~(30M)~谷川岳肩ノ小屋~(20M)~トマの耳1,963m~(15M)~オキの耳1,977m (登り 2H50M)

谷川岳(オキノ耳)1,977m~(15M)~谷川岳(トマノ耳)1,963m~(5M)~谷川岳肩ノ小屋~(80M)~熊穴沢避難小屋~(40M)~天神平駅~(谷川岳ロープウェイ15M)~土合口駅746m (下り 2H35M)

天神峠からは、しばらく木道と階段が整備された登山道を進みます。雨上がりには、木道はたいへん滑りやすくなりますので、慎重に歩きましょう。
この辺りにはさまざまな花が咲き、夏には、ゴゼンタチバナやマイヅルソウなどが見られます。
可憐な花々を眺めながら小さなアップダウンを繰り返していくと、熊穴沢避難小屋に着きます。この小屋は、無人で解放されている無料の小屋で、売店などはありません。水と食料は、必ず持参しましょう。

熊穴沢避難小屋を過ぎると、間もなく稜線に出て、素晴らしい景色を眺めながらの尾根歩きになります。
次第に道幅が狭くなり、傾斜もきつくなってきます。クサリ場やロープが設置された場所もありますので、滑ったり転倒したりしないように慎重に歩きます。

天狗のトマリ場は大きな露岩が突き出しているところで、展望が開け、よい休憩地になっています。秋には、ナナカマドやミネカエデの紅葉が目に映えます。

天狗のザンゲ岩から肩ノ小屋までは、ザレ場になっていて滑りやすいので、注意しながら歩きましょう。この辺りからお花畑が広がり、夏になるとさまざまな高山植物が見られます。

谷川岳肩ノ小屋も無人の避難小屋となっています。

肩ノ小屋からトマの耳までは10分程ですが、ガスが出て天気が悪いと道迷いを起こしやすくなっています。お花に夢中になって、登山道から外れないようにしましょう。

一つ目の頂、トマの耳は360度の大パノラマが広がります。方位盤も置かれています。天気がよければ、上越国境の山々をはじめ、尾瀬の山々、赤城山、苗場山などが望めます。

トマの耳からオキの耳にかけての稜線は、高山植物の宝庫となっています。夏になると、ハクサンフウロ、ヨツバシオガマ、タテヤマウツボグサなど、たくさんの種類の花々が見られます。とりわけ、初夏に咲くホソバヒナウスユキソウはエーデルワイスの仲間で、この谷川岳と尾瀬の至仏山のみに見られる固有種です。


イワカガミやイワウチワなどの谷川岳高山植物

オキの耳は、二つ目の頂、最高峰です。東側にはマチガ沢の絶壁が切れ込み、それは目が眩むほどです。
この先、一ノ倉岳方面にも上越国境の尾根線が続きますが、初心者コースは元のルートを引き返します。

下りは、疲労が溜まっている上に、岩場や木道は大変滑りやすいので、けがをしやすくなります。足元には十分注意して歩きましょう。

肩ノ小屋からは、元来た天神尾根方面に下ります。東側の西黒尾根に下るルートがありますが、中級者以上の健脚向きコースとなります。誤って進まないようにしてください。

コース2. 一ノ倉沢岩壁トレッキングコース (所要 1H50M)

谷川岳がなぜ「魔の山」と呼ばれるようになったのか、その答えが待っているのがこのコースです。
冬の豪雪によって引き起こされる雪崩などの浸食作用によって一ノ倉沢の大岩壁が出来上がったと言われています。

谷川岳の代名詞とも言える一ノ倉沢の大岩壁を見ずして帰るのはもったいない話です。ぜひ、時間に余裕をもって旅程に組み込みたいコースです。

ルートは以下の通りです。

谷川土合口駅746m~(5M)~谷川岳登山指導センター~(5M)~西黒尾根登山口~(20M)~マチガ沢出合・巌剛(がんごう)新道登山口838m~(25M)~一ノ倉沢出合900m~(50M)~谷川岳登山指導センター~(5M)~土合口駅746m

谷川岳登山指導センターの前を通過すると、ブナ林の道を歩きます。西黒尾根の登山口を通過して、ベンチのある休憩スペースを過ぎるとマチガ沢出合に着きます。大岩壁が次第に姿を現します。

そこからさらに25分歩くと一ノ倉沢出合に到着です。ここで一気に視界が広がり、大岩壁が目に迫ってきます。ここには、一ノ倉沢大岩壁のクライミングスポットの案内看板が立っていて、それぞれの岩壁の名称が載っています。

一ノ倉沢大岩壁では、かつて装備が古かった頃、何百人もの遭難者があり、亡くなったクライマーの名前が刻まれた遭難碑が立っています。
今でも雪がなくなりシーズンになると、岩壁に張り付くクライマーの姿を見かけることもあります。

一ノ倉沢

帰りは湯檜曽川に沿った道を利用します。こちらは新道と呼ばれ、行きできた旧道よりも直線的で標高の低い場所を通ります。

途中、マチガ沢の駐車スペースを通り、天神ロッジを経て谷川土合駅へと帰ります。

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コース3.西黒尾根コース 天神尾根コースに次ぐ人気コース 中級者以上向き (所要 6H50M)

西黒尾根コースは、天神尾根コースに次ぐ人気コースです。ハイシーズンのお休みの日は、長い列ができますので、早め早めの行動をしましょう。

ルートは以下の通りです。

谷川土合口駅746m~(5M)~谷川岳登山指導センター~(5M)~西黒尾根登山口~(2H20M)~ラクダの背(ラクダのコブ)1,516m~(5M)~ ラクダのコル1,495m~(1H20M)~谷川岳(トマノ耳)1,963m~(15M)~谷川岳(オキノ耳)1,977m (登り 3H50M)

谷川岳(オキノ耳)1,977m~(15M)~谷川岳(トマノ耳)1,963m~(1H)~ラクダのコル1,495m~(5M)~ラクダの背(ラクダのコブ)1,516m~(1H50M)~西黒尾根登山口~(5M)~谷川岳登山指導センター~(5M)~谷川土合口駅746m (下り 3H)

→下り天神尾根コース経由の場合は、コース1を参照

西黒尾根登山口までは平たんなコースで、途中、登山指導センターでは登山届を提出したり、水分補給やトイレ休憩が可能です。

このコースは西黒尾根の稜線を登ります。まず、西黒尾根登山口から急坂を2時間ほど登ります。

標高1,300mあたりを過ぎると樹林帯が終わり、狭い稜線を通過しながら、素晴らしい景色を見ながら歩行します。

ラクダの背の手前にはクサリ場がありますので、慎重に進みましょう。

ラクダの背では、広い休憩スペースがあります。

ラクダの背を過ぎると、ガレ沢のコルがあり、巌剛新道と合流します。

その後、岩場をコツコツと登り、ザンゲ岩を過ぎ、トマの耳、オキノ耳に到着します。
ザンゲ岩を過ぎると、徐々に傾斜が緩やかになり、谷川岳頂上を右手に見ながら登ります。

西黒尾根分岐には看板があり、西黒尾根コースの下山は難易度が高く、初心者は天神尾根コースなどへ向かうように注意を促されています。
岩場は特に雨になると滑りやすく、滑り台のように降りる場所もありますので、滑落に注意しましょう。
初心者の方は天神尾根コースへ進み、谷川岳ロープウェイから下山することがお勧めです。

7月でもまだ雪が残る場所があります。また、雨の場合にはガスが発生し、滑りやすい岩場と合わせて歩きづらくなるので足元に注意して、スピードを落として進みましょう。

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コース4.巌剛(がんごう)新道コース (所要 7H25M)

西黒尾根コースと同様、きつい登りがあるコースです。

ルートは以下の通りです。

谷川土合口駅746m~(5M)~谷川岳登山指導センター~(5M)~西黒尾根登山口~(20M)~マチガ沢出合~(50M)~第一見晴~(1H10M)~ラクダ(ガレ沢)のコル1,495m~(1H20M)~谷川岳(トマノ耳)1,963m~(15M)~谷川岳(オキノ耳)1,977m (登り 4H5M)

谷川岳(オキノ耳)1,977m~(15M)~谷川岳(トマノ耳)1,963m~(1H)~ラクダのコル1,495m~(55M)~第一見晴~(40M)~マチガ沢出合~(20M)~西黒尾根登山口~(5M)~谷川岳登山指導センター~(5M)~谷川土合口駅746m (下り 3H20M)

→下り天神尾根コース経由の場合は、コース1を参照

 マチガ沢

登山口は谷川岳ロープウェイ・土合口駅よりさらに国道291号線を上がった地点、マチガ沢付近にあります。マチガ沢登山口からしばらく樹林帯を進みます。

第一見晴を過ぎたあたりから急登になり、キツイ時間が続きます。滑りやすい岩場や鉄のハシゴが続きます。

ガレ沢のコルから西黒尾根コースに入っても滑りやすい岩場が続き、気を抜けません。下りは滑り台のように降りる場所も。。。
すばらしい視界が開けますが、足元に注意しましょう。

ザンゲ岩を過ぎると、徐々に傾斜が緩やかになり、晴れているときには谷川岳頂上が見えてきます。

コース5.蓬峠コース (所要 8H40M)

土合口駅から、湯檜曽川に沿って登り、蓮峠を経て、土樽駅へと抜けるコースです。
有名なマチガ沢、一の倉沢を左に見ながら通過し、さらに湯檜曽川沿いを歩きながら、幽ノ沢、芝倉沢、武能沢を左に見ながら蓮峠を目指します。

谷川岳の有名な岩壁を堪能できるコースと言えます。

一ノ倉沢

ルートは以下の通りです。

土合口駅746m~(10M)~白毛門登山口駐車場~(20M)~マチガ沢駐車スペース~(3H20M)~白樺避難小屋~(1H20M)~蓬峠1,529m~(2H30M)~蓮新道登山口~(45M)~水場/高波吾策像~(15M)~土樽駅600m (計 8H40M)

白樺避難小屋手前の武能沢までは平坦な道を進みます。
武能沢に着き、湯檜曽川を離れると、徐々に樹林帯の中の急な登りとなります。
展望が開けると、すぐに白樺避難小屋に到着します。

白樺避難小屋はとても小さく、8名ほどが立てるスペースしかありません。座るとなると4名で一杯でしょう。
トイレや水場はありません。

白樺避難小屋を過ぎ、特に危険な道もなく、蓮峠に到着します。
登りはここまでです。

蓮峠では、馬蹄形縦走路と合流します。
様々な高山植物が咲き乱れる、美しい峠です。

蓬ヒュッテでは、右に進む清水峠へ向かう道と別れ、左を進み、山腹をトラバースする道を下ってゆきます。
蓬ヒュッテのトイレは100円、テン場は無料です。

樹林帯に入るまではところどころ狭い稜線があります。
その後樹林帯に入れば、蓮沢に沿って、徐々に緩やかに標高を下げてゆきます。特に危険な個所はありません。

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コース6.あこがれの谷川連峰縦走 中・上級者向け (平標山~仙ノ倉山~万太郎山~谷川岳~一ノ倉岳~茂倉岳) (所要 1泊2日)

十分な経験と装備があるグループの場合にチャレンジするコースです。
平標山登山口から入り、帰りは土樽駅に抜けます。

ルートは以下の通りです。

1日目

平標山登山口駐車場970m~(45M)~松手山コース送電鉄塔1,410m~(30M)~松手山~(40M)~一ノ肩~(20M)~平標山~(15M)~平仙鞍部~(30M)~仙ノ倉山~(40M)~エビス大黒ノ頭~(40M)~毛渡乗越~(15M)~越路避難小屋~(45M)~万太郎山~(35M)~大障子ノ頭~(15M)~大障子避難小屋~(15M)~小障子ノ頭~(35M)~オジカ沢ノ頭~(50M)~谷川岳・肩の小屋~(5M)~谷川岳(トマの耳)1,963m~(15M)~谷川岳(オキの耳)1,977m (登り 7H20M)

谷川岳(オキの耳)1,977m~(20M)~谷川岳・肩の小屋1,912m(泊)

2日目

谷川岳・肩の小屋1,912m~(20M)~谷川岳(オキの耳)1,977m~(30M)~ノゾキ~(15M)~一ノ倉岳1,974m~(20M)~茂倉岳~(10M)~茂倉岳避難小屋~(45M)~矢場ノ頭1,490m~(1H30M)~茂倉新道登山口~(10M)~水場/高波吾策像~(30M)~土樽駅600m (下り 4H30M)

→下り天神尾根コース経由の場合は、コース1を参照

平標山登山口へ車で来る場合は、駐車料金一日500円で、後払いです。150台ほどが停められる広い駐車場があります。

登山口から出発すると、いきなり急な登りが送電鉄塔を過ぎて松手山まで続きます。
松手山まで登ると稜線が開け、徐々に傾斜がなだらかになり、気持ちの良い道を進むことが出来ます。
季節が良ければ、仙ノ倉山まで、平坦な稜線にお花畑が広がります。

仙ノ倉山を過ぎると、大障子ノ頭まで、アップダウンの激しい稜線を進みます。

大障子ノ頭を過ぎると、アップダウンは収まりますが、オジカ沢ノ頭を過ぎると、崩壊している場所がありますので、注意しましょう。

越路避難小屋は大変小さな、かまぼこ型の避難小屋で、5名ほど収容することが出来ます。

大障子避難小屋もかまぼこ型の避難小屋で、15名ほど収容することが出来ます。

オジカ沢ノ頭避難小屋も小さな避難小屋で、5名ほど収容することが出来ます。

谷川岳・肩ノ小屋に着くと、天神尾根コースと合流します。
またその後すぐ、西黒尾根分岐で、西黒尾根コース・巌剛新道コースと合流し、トマの耳、オキノ耳まで20分程です。

ここまで長距離を歩いてきていますので、宿泊は、谷川岳・肩ノ小屋となります。
収容人数約40名ほどの小さな山小屋で、一泊2食付7500円です。
また、休憩は無料、トイレは100円です。

翌日、肩ノ小屋を出発し、トマの耳、オキノ耳を過ぎます。

一ノ倉岳への登りは急で、大岩もありますので、体力が必要です。

一ノ倉岳から茂倉岳へは、傾斜のきつくない稜線を渡ります。

茂倉岳からは茂倉新道と呼ばれるルートを下ります。
樹林帯に入るまでは小石の多いルートですので、足元に注意しましょう。

土樽駅までは、長い下りを歩きます。
特に景色が良いというわけではない、地味なルートを、地道に下りましょう。

土樽駅・土合駅から平標山登山口まで

帰りの土樽駅から平標山登山口までは、電車とバスを乗り継ぎます。
参考時間・料金は以下の通りです。

土樽駅→平標山登山口の交通機関
(電車)土樽駅18:05分発⇒越後湯沢駅18:21分着(240円)
(バス)越後湯沢駅18:45分発⇒平標山登山口バス停19:19分着(600円、大きい荷物は+100円)

縦走の下りは土樽駅に抜けずに、東方面に下り、土合口駅まででも構いません。
その場合、谷川ロープウェイ土合口駅から土合駅へと行き、下り(長岡方面)電車に乗り、越後湯沢駅で下車します(410円)。

土合駅→平標山登山口の交通機関
(電車)土合駅17:56分発⇒越後湯沢駅18:21分着(410円)
(バス)越後湯沢駅18:45分発⇒平標山登山口バス停19:19分着(600円、大きい荷物は+100円)

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コース7.馬蹄形縦走路 湯檜曽川の谷を囲む縦走路 中・上級者向き (所要 1泊2日)

コースの中心に流れる湯檜曽川の谷をぐるっと囲みながら、谷川岳を馬蹄の形で縦走しようというものです。

ルートは以下の通りです。

1日目

白毛門登山口駐車場700m~(3H20M)~白毛門1,720m~(50M)~笠ヶ岳1,852m~(1H20M)~朝日岳1,945m~(25M)~ジャンクションピーク~(1H30M)~清水峠~(1H)~七ツ小屋山~(1H10M)~蓬ヒュッテ1,520m(泊) (計 9H35M)

2日目

蓬ヒュッテ1,520m~(1H5M)~武能岳1,759m~(35M)~笹平~(1H35M)~茂倉岳1,939m~(20M)~一ノ倉岳1,974m~(50M)~谷川岳(オキノ耳)1,977m~(15M)~谷川岳(トマノ耳)1,963m~(5M)~谷川岳肩ノ小屋~(1H20M)~熊穴沢避難小屋~(40M)~天神平駅~(谷川岳ロープウェイ15M)~土合口駅746m (下り 7H)

コース6の谷川連峰縦走と同様、とても長いコースですので、初心者には不向きです。

スタートして白毛門まで、特に危険なところなどはありません。稜線を徐々に標高を上げなら長時間歩き、松の木沢の頭を過ぎたあたりから視界が開けます。

清水峠までは、朝日岳直下の岩場に注意すればいいでしょう。

清水峠から蓮峠までは特に危険な箇所はありせん。ここまで9時間ほど歩いたので、1日目の宿泊は蓬ヒュッテとなります。

宿泊する蓬ヒュッテは25名程度の収容規模で、2015年8月に改築があり、トイレなどがきれいになりました。携帯トイレ利用型(1回500円、宿泊の場合1回無料)で、自分で持ち込んだ携帯トイレを使用しても構いません。
1泊2食7、000円、素泊まり4、500円です。
キャンプ指定地はありません。

蓬ヒュッテで宿泊する行程で書いていますが、清水峠には白崩避難小屋・テン場があり、
こちらで休憩・宿泊することもできます。

清水峠の白崩避難小屋は無人で小さなもので、7名ほど収容が可能です。
宿泊の予定で遅くに白崩避難小屋に着いて、小屋が先客で満員の場合には、テントを張りましょう。
テン場は10張ほどの収容が可能です。

2日目は、蓬ヒュッテから茂倉岳方面へとまず進みます。
視界の開けた稜線を、武能岳、笹平、茂倉岳と行きますが、途中に岩場がありますので、慎重に進みましょう。

茂倉岳からオキノ耳、トマの耳へも、岩場がところどころにあります。雨天時には注意しましょう。
また、オキノ耳、トマの耳あたりからは、天神尾根コースなどを利用した登山客が、初心者も含めて大変多いので、思いやりを持ってゆっくり進みましょう。

トマの耳から、肩の小屋、天狗の溜まり場と過ぎ、谷川岳ロープウェイ天神平駅に到着し、ロープウェイで下山して終了です。
お疲れ様でした。

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3.山小屋・避難小屋一覧

谷川岳一帯の山小屋・避難小屋のリストです。
上信越高原国立公園特別保護地区となっている、平標山~谷川岳間はテント設営が禁止ですので、ご注意ください。

宿泊・休憩所 標高(m) 宿泊料 電話番号
平標山ノ家 1,660 1泊2食7,500円、素泊まり4,000円 090-7832-0316
エビス大黒避難小屋 1,760 090-7832-0316
越路避難小屋 1,700 025-784-4850(湯沢町役場)
大障子避難小屋 1,680 0278-62-2111(みなかみ町役場)
オジカ沢ノ頭避難小屋 1,840 0278-62-2111(みなかみ町役場)
肩ノ小屋 1,912 1泊2食7,500円~、素泊まり4,000円 090-3347-0802
一ノ倉岳簡易避難小屋 1,970 0278-62-2111(みなかみ町役場)
茂倉岳避難小屋 1,875 025-784-4850(湯沢町役場)
蓬ヒュッテ 1,529 1泊2食7,000円、素泊まり4,500円 025-787-3268
清水峠白崩避難小屋 1,425 025-782-0255(南魚沼市役所)

 

4.食事や特別なお土産

標高1,912mの肩ノ小屋には、オリジナルの谷川岳ワッペンやポーチなどが売られています。
登った人しか買えないというグッズですので、自身へのご褒美やお土産にどうぞ。

谷川岳ロープウェイには、麓の土合口駅がある「ベースプラザ」と終点の天神平駅にある建物の二つの施設があります。

ベースプラザには食堂や売店があるのでお土産を買ったりすることができます。
また、天神平駅にある天空のレストラン「ビューテラスてんじん」では、窓から谷川連峰を眺めながらビールで乾杯できるなど、登山終了後のお楽しみも充実しています。

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5.登山だけじゃない、谷川岳に行くならこんな時

谷川岳ロープウェイ 天空のナイトクルージング(5月下旬)

5月下旬に予約制で開催される夜のイベントが、天空のナイトクルージングです。

夕方に谷川岳ロープウェイで天神平まで登り、19時~21時まで、演奏会や、オプションツアーの夜のカタクリを鑑賞したり、「ビューテラスてんじん」レストランで食事をしたり(別料金)します。

カタクリが鑑賞できる5月に開催されるイベントで、近隣施設宿泊者には割引があります。参加費はリフト往復代込で2、500円です。

谷川岳山開き(7月)

7月の第1日曜日に毎年行われる、谷川岳山開きのイベントです。

前後1週間を「谷川岳ウィーク」と呼び、一ノ倉沢でお茶の野点が催されたり、豚汁がサービスされたり、クイズに答えて商品をもらったり、宿泊施設が7200円で泊まれたりと、さまざまなイベントが開催されます。

臨時の夜行列車がすぐに完売するほどの人気です。混雑しますので、それなりに覚悟をして向かいましょう。

谷川岳ロープウェイ 星の鑑賞会(主に9月)

毎年、秋(8月下旬~10月初めころ)の金・土・日に開催されているイベントです。

夜に谷川岳ロープウェイで天神平まで登り、20時~21時まで、屋外で星空を眺めるイベントです。
望遠鏡で遠くの星を眺めたり、夜空の説明をするボランティアガイドがいたり、芝生に寝転んで自由に星空を見たりといったことができます。
寒くなったらレストラン「ビューテラスてんじん」で休憩しましょう。
雨天・曇天等の場合は中止です。

予約が不要で、近隣施設宿泊者には割引があります。参加費はリフト往復代込で2、500円です。

標高1,300Mの天神平から見る星空は豪華そのものですので、ぜひ体験されてください。

紅葉シーズン(10月)

例年、10月上旬になると谷川岳のナナカマドなどの木々が色づき始め、中旬になると見頃になっていました。
しかし最近の温暖化傾向で、徐々に紅葉シーズンは遅くなっていますので、10月末でも楽しめるようになってきました。

この時期に、山麓の一ノ倉沢から紅葉の谷川連峰を望んだり、登山をしながら眼下に広がる紅葉を楽しめます。

6.温泉

上記のコース1、コース2などは、早朝に出発すれば1日で楽しむことも不可能ではありませんが、麓にある温泉に1泊すれば、さらに充実した旅を楽しむことができるでしょう。
そこで、下山後のごほうびを楽しめる温泉をご紹介します。

(1)湯テルメ谷川(住所 群馬県利根郡みなかみ町谷川514-12)

川沿いの露天風呂と、3つの源泉が楽しめる日帰り温泉施設です。

〒379-1619 群馬県利根郡 みなかみ町谷川514-12
電話: 0278-72-2619
大人570円・小人(3才~小学生)260円
営業時間 午前10時~午後8時30分(受付終了午後8時)
定休日  第3木曜日
男女別内湯 各3(3つの源泉 不動の湯、河鹿の湯、蛍の湯)
男女別露天 各1(3つの源泉 不動の湯、河鹿の湯、蛍の湯の混合湯)
pH値 不動の湯8.6、河鹿の湯8.2、蛍の湯8.3

(2)水上ホテル 聚楽(〒379-1617 群馬県利根郡みなかみ町湯原665)

14時~18時までの受付ですが、水上ホテル聚楽の豪華な温泉が利用できます。
利根川の渓谷を眺めながら、ゆったりと広々とした温泉に浸かることが出来ます。
大人1200円です。

〒379-1617 群馬県利根郡みなかみ町湯原665
電話:0278-72-2521
大人1200円・小人(3才~小学生)600円
営業時間 14時~18時(受付時間)
定休日 無し(宿泊者で混雑時にはお断り)
男女別内湯 各2
男女別露天 各1
pH値 7.6

(3)源泉湯の宿 松乃井(群馬県利根郡みなかみ町湯原551)

12時~16時の利用ですが、源泉湯の宿 松乃井の温泉が利用できます。
こちらの温泉は、広々とした露天風呂が特徴で、開放感に浸りながら温泉に浸かることが出来ます。

〒379-1617 群馬県利根郡みなかみ町湯原551
電話:0278-72-3200
大人1000円・小人(3才~小学生)500円
営業時間 12時~16時(要事前予約)
定休日 無し(宿泊者で混雑時にはお断り)
男女別内湯 各2(「蛍あかりの湯(男女交代制)」と「月あかりの湯」)
男女別露天 各3(「蛍あかりの湯(男女交代制)」と、「月あかり」「火あかり」の湯)
pH値 8.6

(4)温泉センター諏訪ノ湯(住所 群馬県利根郡みなかみ町高日向448-30)

浴槽が4・5人で一杯になるくらいの大きさの内風呂が1つあり、露天風呂はありません。
ひなびた田舎の温泉といった内・外観で、地元の人に愛されている日帰り温泉施設です。

設備が古い分、良心的な料金となっています。

食事もできますが、メニューは山菜うどん(450円)のみで、あとはアルコールやソフトドリンクなどです。

住所 群馬県利根郡みなかみ町高日向448-30
電話 0278-72-2056
大人300円・小人(3才~小学生)200円
営業時間 9時~21時(受付終了20時30分)
定休日 金
男女別内湯 各1
男女別露天 無
pH値 8.4

このほかに、水上温泉郷にはたくさんの温泉施設があります。

宿泊者は宿泊施設に温泉がある場合が多いでしょう。でも、宿泊しなくても、温泉を楽しんでみてください。

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