ミドリガメ 飼育は難しい?今後飼えなくなるの?特定外来生物とは

公開日: : 最終更新日:2018/01/10 生きもの(Living thing)

ミドリガメは「アカミミガメ」の幼名です。

アメリカが主な生息地とされるこの亀ですが、現在は各国に輸出されています。

ところが現在多くの国で侵略的外来種として扱われ、EUや韓国では輸入が規制されるほど。日本でも侵略的外来種ワースト100に指定されています。また、2020年をめどに輸入を規制していくことが2015年に環境副大臣より表明されました。

いったいどんな生態なのでしょうか。

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1.ミドリガメってどんな亀?

甲長が30センチほどまで成長する、大型の亀です。
雄雌を判別するのは爪がわかりやすいです。
大人になると雄は前足の爪が長く伸び、雌は短いままです。

水槽で飼っても寿命が20~30年と、とても長生き。

雑食性なのですが、子亀のうちは肉食系、大人になると草食傾向になります。

餌は市販の配合飼料で大丈夫ですが、最初のうちは慣れないのかなかなか食べない場合も。2~3日絶食させると良いようです。

塩分の強いものや乳製品・お菓子類など、味付けしてあるものはダメ。

1日1回が基本ですが、餌の食べ方を見て回数を決めましょう。

手足を引っ込めても甲羅からはみ出すようなら肥満気味です。

飲み水ですが、水槽の水を飲むので、汚い水にしてしまうのはNG。
水も餌も食べなくなってしまい、脱水症状で死んでしまうこともあります。

最低でも週2回、夏場は2日に1回は取り換えてあげましょう。
水道水で大丈夫ですが、カルキが気になるなら1日汲み置きして下さい。

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2.販売・飼育禁止になるの?

ミドリガメを買ったはいいものの、成長し過ぎなどの理由で捨てる人が後を絶ちません。そのため、日本在来の動物の生態が崩されてしまい、現在大問題になっています。

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2015年7月29日に環境省が「アカミミガメ(ミドリガメ)対策推進プロジェクト」を発表しました。
それによると、2020年をめどに特定外来生物に指定するとのこと。特定外来生物とは「生態系、人の生命・身体、農林水産業への被害を及ぼすもの」が指定され、輸入や販売だけでなく、飼育にも規制がかかってしまいます。

でも、2020年前にペットとして飼っていた場合、許可制になるようです。
つまり、規制がかかるようになってから半年以内に申請書を出せば
そのまま続けて飼えるそうです。

この申請書には図や写真の添付が必要です。
敷地(飼っている家や共同住宅の部屋)のどこに水槽があるか、水槽はどんな形か、大体で良いので図に描きます。

更に敷地周辺の地図(縮尺1:5000以上)と水槽の写真も添えて提出します。

この規制によって、今より更にミドリガメを捨てる人が増えるのではないか、と関係者は心配しています。

ミドリガメを善意で引き取ってくれる動物園もありますが、今後どうなるかはわかりません。

せっかく縁あって育てているのですから、一生面倒を見てあげましょう。

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