カフェオレとカフェラテの違いは？カプチーノは？わかりやすくご説明

「カフェオレ」「カフェラテ」と「カプチーノ」。

ファミレスのドリンクバーなどでたまに両方ある時、ありませんか？ つい飲み比べて味の違いを知りたくなってしまいます。

「カフェオレ」と「カフェラテ」は同じと思っている人もいます。
何がどう違うんでしょうか？

１．ずばり、ここが違う！作り方、ミルクの量など

「カフェオレ」「カフェラテ」と「カプチーノ」の違いを、詳しく見て行きましょう。

まず、コーヒーの淹れ方。

エスプレッソを豆の種類と思っている人もいますが 違います。エスプレッソマシンという、細かく砕いたコーヒーの粉に高圧の蒸気をかけて淹れるのが エスプレッソコーヒー。以前は「デミタスコーヒー」と呼んでいました。

エスプレッソマシンを使うことで、風味が強いコーヒーを抽出します。
また蒸気を集めているため、容量当たりのカフェイン含有量がドリップコーヒーに比べて多くなりますが、通常はエスプレッソ１杯の容量を少なくして楽しみます。

フォームドミルクを加えたり、ミルクの容量を変えることで、カプチーノ、カフェラテ、カフェマキアート（フォームドミルクを加えたもの）などのバリエーションを作っています。

豆の種類はお店によって違うものの、基本的にはドリップコーヒーと同じ。 焙煎を深煎りにし、ドリップ用より粉を細かく挽きます。

ミルクの量は上記の数字が絶対という訳ではありませんが、絶対的な差が。 カプチーノとそれ以外ではミルクの加工方法が違うのです。

ほかの２つが泡立てないよう温めたスチームミルクを使用するのに比べ、 カプチーノは、スチームミルクが３、蒸気で泡立てたフォームミルクを４入れるのです。
フォームミルクが入ることで、泡立った出来上がりになるという訳です。
泡がコーヒーの風味が逃げないよう閉じ込め、風味がまろやかに、甘みが出ます。 抹茶を泡立てるのも同じ理由だそうです。

この泡立てには高い技術が必要で、機械の性能より人の技術で大きな差が出るのだそう。 充分に泡立っていないとキメが粗く、泡がすぐつぶれてしまいます。 そのため、ミルクの甘みが出ないのです。 今度スタバなどに行ってカプチーノを注文したら、観察してみて下さいね。

左がカプチーノ、右がカフェラテ。カプチーノを覆う、きめ細かなフォームミルクが見えます。

https://youtu.be/tQcpp4aS2P0

２．自宅であの泡は作れない？

でも、わざわざお店に行ったり機械を買わないと絶対カプチーノを飲めないのか…
そんなことはありません。とても上手に泡立てたものほどではないけれど、下手なショップ店員よりましなものが、器具なしで自宅でも出来ちゃうんです。

その方法は…

①蓋がきっちり締まるガラス瓶またはシェイカーに牛乳を入れる。量は容器の半分以下。
②蓋をしっかり締めたら、30秒力いっぱい振る。
③泡が出て２倍ほどの量になったら蓋を開ける。
④そのまま30秒電子レンジでチンする。
⑤泡をつぶさないようスプーンでよけ、まず温まったミルクをコーヒーに注ぎ、最後に泡をそっと乗せる。

ぜひ、お試しください。