天竜川漁協 太田切川の釣り 家族は早太郎温泉と遊びに誘導しましょう!

長野県の南信地方にある天竜川漁業協同組合(以下、天竜川漁協)管内の、太田切川の釣りを紹介します。

太田切川は、中央アルプス木曽駒ヶ岳を水源とし、駒ケ根市で天竜川にそそぎます。メインの釣り場は、駒ケ根高原とその上流で、特に駒ケ根高原周辺は、フライフィッシング向きの開けた区間となっています。

また、釣りに加えて、登山、温泉、地ビール、スイーツ工場や大きな公園など、遊びに事欠きません。

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0.駒ケ根高原の地図

太田切川の釣りは、駒ケ根高原を起点として、渓相が開けた駒ケ根高原周辺と、傾斜がきつくなり山岳渓流へと様相を変えるその上流部とに分けられます。

駒ケ根高原周辺は、放流されたイワナやヤマメの釣りがメインですが、上流部へ行くと天然のイワナの釣りがメインになります。

1.釣り券を買うには

天竜川漁協の釣り券は、釣具屋などの一般的な取扱所に加え、観光施設や宿泊施設、コンビニエンス・ストアでも販売されています。

太田切川の釣り場周辺では、お土産屋や地ビールレストランの入った「駒ケ根ファームス(駒ヶ根市赤穂759-447)」でも購入するのが便利でしょう。

コンビニでは、カウンターに行って「釣り券をください」と言うと出してきてくれます。ただし、日釣り券のみで、年券は売っていません。
ジュースやスナックを買い出すついでに、買ってください。

天竜川漁協の釣り券では、太田切川以外に、天竜川本流、三峰川、横川川、長谷黒川、山室川、大曽倉川、小黒川、新山川、中田切川、与田切川などで釣りができます。

これは、伊那市、駒ケ根市、松川町、飯島町、辰野町、蓑輪町、宮田村、中川村内の河川で釣りができるということで、さらに北側の諏訪市や南側の飯田市は含まれません。

日券は¥1,100、年券は¥6,600で、遊漁期間は2月16日~9月30日です。

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釣り券購入は、釣り場維持と地域への経済貢献のため

釣り券を売ることで、漁協のみでなく、販売者の収入にもなります。

漁協により取り決めは様々ですが、例えば700円の日釣り券を地元の販売者が販売した場合、3割の210円が販売者の手数料収入となるといった具合です。

魚の放流・育苗資金を漁協が得られることに加え、地域に少しでもお金を落とすという点でも、必ず釣り券は購入してください。

2.アマゴ・イワナの釣り

太田切川は駒ケ根市と上伊那郡宮田村の境を流れる山岳河川です。

よく「大田切」と書かれているホームページがありますが、正しくは「太田切」と「太い」という漢字を使います。

周辺には、南から北に順に与田切川、中田切川、太田切川と大きな山岳河川が並んでいますが、それぞれ3000メートル級の中央アルプスの雪解け水を流しており、夏でも非常に水量が多く、水温が冷たいのが大きな特徴です。この特徴を把握することが、良い釣りをするための条件となります。

河川は急勾配で深い谷を作っていますが、河原が広いため、圧迫感はそれほどありません。

冷たい水温のため、春先の水生昆虫のハッチ(羽化)が遅く、ゴールデンウィークでもまだ水温は10度を切り、フライフィッシングやルアーには厳しい季節です。時期としては6月中旬以降に、魚の活性が上がります。

春にフライで狙うなら、タングステンビーズやワイヤでたっぷりと重くしたニンフを沈めて、動きの鈍い魚の近くに持っていくのが一般的です。それでも朝晩は捨てて、日中の暖かな時間帯のみが勝負です。

ルアーで狙うのは淵やトロ場といった所が一般的ですが、山岳渓流なので、上流に行けばいくほど大きな淵やトロ場が減っていき、砂防堰堤の上側・下側なども丹念に狙う必要があります。

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夏には比較的浅い瀬に出ている魚を狙っていく必要もあります。その場合は、ルアーを石や倒木、石と石の隙間などにひっかけない技術が要求され、ベテランだけが可能な釣りとなります。

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自然再生区間

太田切川は、かつては高さ数mほどの砂防堰堤が50m毎に連続するような、殺伐とした河川でした。

細切れになった河川を見て、心が痛んだものですが、河川管理者にとっては、川をまっすぐにし、水深を横断方向に一定にすることで、大雨の時にまるで水道管のようにさーっと排水してしまえるわけですから、安全管理上便利なのでしょう。川を全て「排水路」と考えているのです。

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しかし時代は変わるのです。

駒ヶ岳高原の「駒ケ根ファームス」「すずらんハウス」の2施設とその周辺のレストランやホテル群を中心として、観光地としての人気が高まり続け、それに伴い、「排水路」としての見た目が問題となりました。

そして、太田切川にも近自然河川工法という、堰堤をなくした工事が取り入れられてきました。

それによって、駒ケ根高原周辺の区間では、見た目上は堰堤が殆どなくなり、自然っぽい河川になりました。同時に落ち込みがそれほど深くない、人工のプールが連続するようになり、夏場にはたくさんの子供たちが水遊びをするようになりました。

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写真ではその工事の様子が見えますが、落ち込み部分がコンクリートで平らに固められ、深くないことがわかります。工事中は水を迂回させていましたが、現在はここに水が流れています。

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この写真をデザインした河川管理者の意図はわかりませんが、すくなくとも「見た目」は良くなりました。観光客のためにはそれでいいのでしょう。

一方で、魚が休息したり隠れたりできる深みは減りました。また河原や川岸に茂っていた木を伐採して、直射日光に照らされるため、炎天下となる夏場のヤマメ・イワナの魚影が減りました。

河川事務所の方々は、きっと川遊びをしたことのない、不幸な少年時代を送ったのでしょう。

ですので夏の日中は、朝晩が勝負の時間です。また、晩の場合は、子供たちが遊んだあとで、魚たちが出てこないこともあるので、一番の狙い時は朝です。

下の動画は、夏の終わり~秋の夕方に、イワナとヤマメのたまっている場所を見つけ、約20分で一気に釣り上げたものです。
特定の条件のもと、いい場所を絞り込んで一気に釣り上げました。

魚は、空の水槽を持っていき川の水を入れ撮影後、その場でリリースしています。
撮影している間にも、同行者がどんどん釣っていました。

駒ケ根高原より下流側の人目の付かない区間では、延々と階段状の堰堤が続いており、魚影はほとんどありません。大雨の後などに上流から流されて留まっている魚はいるかもしれませんが、下流側は堰堤を巻く労が多い割に得るものがない区間が続きます。効率の面から全くお勧めしません。

階段堰堤さえなければ、とても景色の良い区間で、良い釣り場にもなると思うのですが、人目の付かない区間では、今までも、これからも、判を押したように同じ恰好をした、安請け合いの土木工事が続けられるのでしょう。

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3.ショップ情報

地元のショップ「アングラーズパラダイス(長野県伊那市西春近8498-2 TEL:0265-74-1811)」はBSの釣り番組に登場したこともあるショップです。

太田切川での釣りの情報に加えて、天竜川本流のルアーやダブルハンドフライの釣りなどの情報も得られます。

またオーナーはベテランの登山者でもありますので、中央アルプスや南アルプスの山岳渓流のことも聞いてみてください。

駒ケ根高原周辺には他にショップはありませんが、名古屋方面から訪れるなら、隣りの飯田市にあるショップも利用できます。

釣りブームの到来した1990年代には、飯田市に釣り具の大手「上州屋」が進出してきました。現在は撤退しましたが、当時は、人口10万人の飯田市に、「上州屋」、「ふるきん(長野県飯田市鼎名古熊2510)」、その他小さなショップがいくつか乱立するという状態でした。

飯田市にあった小さな個人経営の釣具屋は、ブームが来るずっと前から、地元の人たちに愛されてきた釣具店です。

品揃えは豊富とは言えず、値段が高いのですが、愛好家の社交場として、また釣りが趣味となる以前、蛋白源として貴重な食料であったころの漁具供給者として存在していました。

小さなショップの中の一つに、糸忠(飯田市上郷飯沼1588-4)があります。今でも釣具屋の看板が出ていますが、別の物を売っています。釣りブームが来たらもしかしたら、また始めるのかも知れませんね。
 
加えて、飯田市はゴルフシャフトや釣り竿を作るメーカー「(株)天龍」のおひざ元です。

手ごろな値段から高額のロッドまで揃っており、特に高額のロッドは、竿先の柔らかい操作性と、竿のミドルからバッド部のしなりの強さで、正確なキャストと大物の取り込みが出来る竿として有名です。
Fatesなどのブランドを持ち、ファンも多いはずです。

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4.家族サービスができる!!

駒ケ根高原のこまくさ橋を起点に、歩ける範囲でさまざまな楽しみがあります。

家族には周辺施設で遊んでもらい、自分は釣りをするという別行動が、ストレスなくできます。

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駒ケ根ファームスとすずらんハウス

「駒ケ根ファームス」では、地域の特産品の直売所と、五平餅、そば・うどんやおやきが食べられるコーナーが1Fにあり、2Fは、南信州地ビールとピザなどが食べれるレストラン「味わい工房」があります。

釣り券もここで売っています。

「すずらんハウス」では、JA上伊那のすずらん牛乳や「すずらんソフトクリーム」、地元の市田酪農の飲むヨーグルト「市田ヨーグルト」、手作りパンなどが売られています。

「すずらんソフトクリーム」と「市田ヨーグルト」は外せません。

駒ケ根ロープウェイ

標高1662mの山麓駅から山頂の千畳敷駅(2,612m)まで、木曽駒ヶ岳のカールを目指して、全長2.3km、標高差950m(日本一!)のロープウェイを登っていきます。

山頂の駅に着いたら、高山植物の咲き乱れる千畳敷カールへとつながるハイキングが出来ます。夏には軽装でも可能です。

春から秋の休日はとっても混むので早めに行動しましょう。麓の「菅の台バスセンター」から、山麓駅まではシャトルバスで移動します。

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ホテル千畳敷


乗越浄土から望む千畳敷ホテル、千畳敷カールと雲海

駒ケ根ロープウェイで山頂の駅に到着すると、駅併設で「ホテル千畳敷」があります。標高2,612mにあるため、日本で一番空に近いホテルと言われています。

夜には満天の星空、そして朝起きると、眼下に広がる雲海、普段の生活では絶対にできない体験ができます。

宿泊代(1泊2食付)、ロープウェイ代、シャトルバス代をすべて含めて16,000円程度です。

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駒ヶ根高原家族旅行村アルプスの丘(長野県駒ヶ根市赤穂中割23-170)

温泉こぶしの湯、キャンプ場やBBQ、木工クラフト、パターゴルフやゴーカートなどが出来る場所で、宿泊の場合は、キャンプかコテージ(ケビン)を利用します。
キャンプの場合は、シングルテント(1000円)から大型の車が入れる電源付サイト(6200円~)まであり、必要な道具はレンタルが出来ます。

ケビンの場合は、トイレや洗面台もあるロフト付のコテージを借ります(13,400円~)。

夏のキャンプシーズンには予約が難しくなりますので、行く場合には早めに連絡しましょう。

早太郎温泉(駒ケ根温泉)

駒ケ根高原で利用できる源泉で、各宿泊施設に供給されています。

アルカリ性単純温泉で、源泉温度は29.3℃なので、加熱しています。

駒ヶ根高原には約10軒のホテルや旅館が存在し、それぞれの館内で利用できますが、日帰り入浴施設の場合は「こまくさの湯」か「露天こぶしの湯」となります。

ル・ノール・リヴィエールと北川製菓の工場(長野県上伊那郡宮田村1934-5)

北川製菓はアイスドーナツの販売などで有名な会社で、太田切川沿いに工場があります。

工場に併設する洋菓子&カフェのル・ノール・リヴィエールでは、工場で出た切り落としの製菓を安く販売していますが、製品としてのケーキやドーナツなども販売されていて、コーヒーを飲みながらカフェスペースでくつろぐことが出来ます。

宮田総合公園

ここに連れて行って喜ばない子供はいないはずです。

超が付くほど長い、全長70mのジャンボすべり台が目印で、ジャングルジムやブランコなどの遊具も一通りあります。また、水遊びのできる小川やローラースケート場、芝生の広場などがあります。

子供がいる方は、家族サービスを兼ねた釣りができるのが魅力なのです。

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マルス信州蒸溜所(マルスウィスキー)

マルス信州蒸溜所は、本坊酒造が所有し、かつて顧問であった実業家の岩井喜一郎(1883~1966)が、部下であった竹鶴政孝から提出された通称「竹鶴ノート」を元に、マルスウイスキーを生産しています。

ここのウィスキー「マルス・モルテージ 3プラス25」は、2013年のワールド・ウイスキー・アワード(WWA)「世界最高のブレンデッド・モルト・ウィスキー」を受賞しました。世界最高賞です。

工場見学では、蒸留機ポットスティルなどのウイスキー製造プラントや原酒の貯蔵庫などが見られます。

また、併設された駒ヶ岳醸造所で長野県の地ビール「南信州ビール」の製造も見学ができます。

工場見学の最後には試飲コーナーがあり、マルスウイスキーの無料試飲、一部ウイスキーと地ビールなどの有料試飲があります。

またウィスキーや長野県産山ぶどうワイン、地ビールなどが購入できます。

他にもまだまだ

有名な元祖ソースかつ丼レストラン「ガロ」「明治亭」や、あっという間に売り切れる手打ちそば屋「駒草屋」などが有名レストランです。

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また、こまくさ橋の西側では、高山植物や地元の野菜が販売され、東側に行くと、「森と水のアウトドア体験広場」という呼び名で、一帯に高山植物園、国土交通省の暴風雨体験施設「あめ太郎」、ボルダリング場、スケートボード場、マレットゴルフ場、子供の遊具などがあります。

5.まとめ

一日中、パパは釣りをして、家族はいろいろなところで遊んでいてもらえばいいのですが、一日では絶対に遊びきれないでしょう。

そうなると、釣りをもう一日。。。家族を持つ釣り師にやさしい川なのです。

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