日光の日帰り温泉 本当にオススメする7施設とその他17施設を動画も使ってご紹介します!
公開日:
:
最終更新日:2019/10/07
旅行(Travelling), 日本(Japan), 温泉
日光では東照宮や戦場ヶ原、湯滝など見どころがたくさんあり、どうしても夕方暗くなってから「さぁ、温泉に行こう」となります。
しかし、実は日光の殆どの温泉が、夕方には日帰り客の受付を終了しています。
ですので、営業時間も含めた日帰り温泉リストを掲載しました。
掲載順は、旅行サイトなどと違って紹介料などはもらっていませんので、純粋に日光の日帰り温泉の(個人的な)おすすめランキングです。
まず最初に、紹介するすべての温泉の中で筆者一番のオススメは「奥日光ホテル四季彩」です。料金や雰囲気などで、皆さんの好みは別れると思いますが。
次点は光徳温泉、その次は日光千姫物語です。
日光市は2006年の今市市等との合併により面積が関東で最大の市となり、栃木県全体の約22%を占めることになりました。
これにより鬼怒川温泉や川治温泉も日光市内となりましたが、年配の方を中心に、「鬼怒川が日光?」と違和感を感じる方もおられると思います。
ここでは鬼怒川温泉エリアや川俣温泉エリアは紹介せず、旧日光市域(現在の日光地域)の5エリア(日光駅、中禅寺湖、戦場ヶ原、湯の湖、霧降高原)の日帰り温泉を紹介します。
日光男体山の登山ルートについては、こちらの記事をご覧ください。
**目次**
1.営業時間帯の紹介
7つのオススメ温泉の営業時間帯を表にしてみました。
観光や登山と合わせるスケジュールの組み立てにご活用ください。
午前 |
日中 (12時~) |
夕方 (16時~) |
夜 (20時~) |
|
①奥日光ホテル四季彩 (中禅寺湖畔) |
15時~18時 | |||
②光徳温泉 (戦場ヶ原・小田代原) |
12時30分~16時30分 (受付終了16時) |
|||
③日光千姫物語 (日光駅周辺) |
13時~16時 | |||
④奥日光高原ホテル (湯の湖畔) |
12時30分~21時 | |||
⑤休暇村日光湯元 (湯の湖畔) |
12時~16時 (最終受付15時) |
|||
⑥湯元板屋 (湯の湖畔) |
12時30分~15時 | |||
⑦日光和の代温泉 やしおの湯 (日光駅周辺) |
10時~21時 (最終入館20時30分) |
2.オススメの日光日帰り温泉はここです!
日光の日帰り温泉、たくさんあるものをおすすめ順に紹介します。
日帰り専門の場所以外に、旅館やホテルの温泉を日帰り入浴客に開放しているところもありますが、そのような場所は、入浴が可能な時間が日中の短い時間に限定されていますので、ご注意ください。
ただし、ホテルや旅館の場合、脱衣所にコスメ関係が充実していることが多く、料金が少し高くても快適なことが多いです。
ご紹介する温泉の中で、その時の状況、気分次第で、柔軟にお好きな所を選んでください。
①奥日光ホテル四季彩(中禅寺湖畔)
筆者が日光で一番好きな温泉です。
浴槽の広さ、浴室・露天・脱衣室全体のデザイン、清潔さ、内湯・露天風呂からの景色、総合的にとても好きです。
内湯のデザインはとても美しく、また開放的な大ガラス越しに美しい森を眺めることができます。
露天風呂は2つあり、どちらも広く、また森の緑に囲まれた静寂と孤独を感じられる、とても素敵な場所です。
これぞ日光の温泉ではないでしょうか。
日帰り入浴が可能な時間が短いのでご注意ください。
源泉:奥日光・湯元温泉
住所:〒321-1661 栃木県日光市中宮祠2485 TEL:0288-55-1010
駐車場:普通車50台(無料)
料金:大人1080円・小人540円
シャンプー・ボディソープは備付。
営業時間:15時~18時まで
定休日:無休(1~2月は月~木曜が休み)
男女別内湯:各1
男女別露天:各2
pH値:↑源泉情報「奥日光・湯元温泉」参照
②光徳温泉(戦場ヶ原・小田代原)
光徳温泉は、日光アストリアホテルが所有する温泉で、源泉は湯元温泉を利用しています。そうです、上流の湯の湖近くの湯元温泉源泉からパイプでお湯を引っ張って来ているのです。
ということで泉質は申し分なく、またここに温泉があることも意外と知られていません。
また、存在を知っていたとしても、日光の温泉といったら、湯の湖や中禅寺湖周辺に行きたい心理も働きますので、光徳温泉は穴場と言えます。
内湯と露天風呂がそれぞれ1つあり、戦場ヶ原の木々に囲まれた露天風呂はとても気持ちが良いです。
源泉:奥日光・湯元温泉
住所:〒321-1661 栃木県日光市光徳温泉 TEL:0288-55-0585
駐車場:普通車50台(無料)
料金:大人1000円・小学生500円
バスタオルレンタル200円、シャンプー・ボディソープは備付。
営業時間:12時30分~16時30分まで(受付終了16時)
定休日:無し
男女別内湯:各1
男女別露天:各1
他に水風呂
pH値:↑源泉情報「奥日光・湯元温泉」参照
③日光千姫物語(日光駅周辺)
日光千姫物語は、大浴場や露天風呂、ジェットバス、サウナなどを持つ大きな旅館です。
女性の更衣室には化粧水などもそろっています。
料金は高いですが、日帰りで訪れるチャンスがあるなら、とてもお勧めします。
源泉:日光和の代温泉
住所:〒321-1432 栃木県日光市安川町6−48 TEL:0288-54-1010
駐車場100台(無料)
料金:大人1500円・小人750円、バスタオル・フェイスタオル付き
シャンプー・ボディソープは備付。
営業時間:13時~16時
定休日:無休
男女別内湯:男2女3(大浴場、ジェットバス、シルキーバス女性のみ)
男女別露天:各1
他にミストサウナ
pH値:↑源泉情報「日光和の代温泉」参照
④奥日光高原ホテル(湯の湖畔)
奥日光では一番のオススメです。
源泉かけ流しの温泉で、45人が一度に浸かれる大浴場(内湯)に加え、20人ほどが一度に浸かれる浴場(内湯)もあります。加えてそれぞれの浴場に露天風呂を備えています。
奥日光の中でももっとも大きな浴槽ではないでしょうか。
ホテルでのコンサート。温泉の映像はありません
お値段少し高めですが、ホテルなのでドライヤー、ヘアブラシ、化粧水、乳液、綿棒などが揃っています。
源泉:奥日光・湯元温泉
住所:〒321-1662 栃木県日光市湯元2549−6 TEL:0288-62-2121
駐車場:普通車50台、バス12台(無料)
料金:大人1000円・小学生800円
シャンプー・ボディソープは備付。
営業時間:12時30分~21時まで
定休日:無休
男女別内湯:各2
男女別露天:各2
pH値:↑源泉情報「奥日光・湯元温泉」参照
⑤休暇村日光湯元(湯の湖畔)
休暇村日光湯元は広い内湯と露天風呂を持つ源泉かけ流しの温泉で、お湯は他の温泉施設同様、無色透明で流れ出し、空気に触れると緑白色へと変化していきます。
内湯も露天風呂も30人ほどが入れる大きな浴槽で、特に露天風呂は木立に囲まれてとても気持ちよく開放的に浸かることができます。
源泉:奥日光・湯元温泉
住所:〒321-1662 栃木県日光市湯元 TEL:0288-62-2421
駐車場:普通車100台(無料)
料金:大人900円・4歳~小学生500円
バスタオルレンタル150円、フェイスタオル販売150円、シャンプー・ボディソープは備付。
営業時間:午後0時~午後4時まで(最終受付午後3時)
定休日:無休
男女別内湯:各1
男女別露天:各1
他に露天の壺湯2
pH値:↑源泉情報「奥日光・湯元温泉」参照
⑥湯元板屋(湯の湖畔)
湯元板屋は老舗の温泉旅館で、立派な建物ときれいに清掃された館内が印象的です。
近くには温泉神社もあります。
脱衣所は綺麗で使いやすく、お風呂上りに椅子に座って化粧を直せるコンパートメントがあります。
内湯はカランが8つある少し大きな浴室で、露天風呂は和風の美しいデザインです。
利用できる時間は短く、お値段も高いのですがオススメです。
自分の宿で湯元温泉に源泉を持っており、奥日光の他の温泉施設と特に成分が変わるわけではありませんが、源泉かけ流しのお湯を流しています。
源泉:奥日光・湯元温泉
住所:〒321-1662 栃木県日光市湯元2530 TEL:0288-62-2131
駐車場:普通車20台(無料)
料金:大人1000円・小学生700円・小学生未満500円
バスタオルレンタル500円、ハンドタオル100円、シャンプー・ボディソープは備付。
営業時間:12時30分~15時まで
定休日:無休
男女別内湯:各1
男女別露天:各1
pH値:↑源泉情報「奥日光・湯元温泉」参照
⑦温泉保養センター 日光和の代温泉 やしおの湯(日光駅周辺)
このような公共の温泉は騒がしいと敬遠する方もいると思いますが、良心的な価格、お風呂上りの休憩スペースやレストラン、各種自動販売機や広い駐車場など、たくさんの庶民が押しかけてもギスギスせずにリラックスできるサービスが必要十分に整っています。
料金が高く、雰囲気があるこじんまりした旅館の温泉も良いのですが、開放的な温泉もまた、大切な存在です。
大浴場があり、大きな露天風呂もあり、お値段が安く、休憩所や小さな食事処もあります。
お勧めです。
日光市の公社(日光市公共施設振興公社)の運営するもう一つの温泉(日光温泉)は町の銭湯と行った感じですが、こちらは一般客向けです。
日光和の代温泉を源泉としていて、日光市民と市民以外の方では料金が異なります。
源泉:日光和の代温泉
住所:〒321-1447 栃木県日光市清滝和の代町1726−4 TEL:0288-53-6611
駐車場:普通車77台(無料)
料金:日光市民は、大人300円・小学生150円
日光市民以外は、大人510円・小学生250円
シャンプー・ボディソープは持参が必要
営業時間:10時~21時まで(最終入館20時30分)
定休日:木曜日・年末年始
男女別内湯:各1
男女別露天:各1
他にサウナ
pH値:↑源泉情報「日光和の代温泉」参照
3.日光の日帰り温泉マップ
日光の日帰り温泉をご紹介する地図を作成しましたので、お役立てください。
地図上の各地点を参照したい場合は、地図の左上の四角いボタンを押してから、各地点を表示させて、ボタンを押してください。
スマートフォンの場合は、一度地図をクリックして、別ウィンドウで全画面表示を立ち上げてから、画面下のタイトル表示「日光の日帰り温泉マップ(morigasuki.net)」部分の白枠を押せば、各地点を選ぶことが出来ます。
パソコンでの別ウィンドウでの全画面表示は、地図の右上の四角いボタンを押してください。
地図上に書かれた各地点は、手書きで作成しており、正確に記していますが、微妙にずれていることもありますので、大体の目安とお考えください。
日光の日帰り温泉マップ。各地点を選択すると詳細が見られます。
この地図をグーグルマップ上に表示させて、移動中に自分の現在位置を確認することもできます。
PCやスマホで使う場合の詳しい設定方法を書きましたので、ご覧ください。
4.その他の日光の日帰り温泉の紹介
その他のオススメから漏れた17温泉については、こちらをご覧ください。
5.源泉情報
源泉6つの情報を掲載します。
和の代温泉、霧降温泉、日光温泉夢想の湯、日光温泉(日光ペンション)はアルカリ性単純泉、湯元温泉は中性の硫黄泉、霧降高原温泉は中性の炭酸水素塩泉です。
(1)奥日光・湯元温泉
湯元温泉は湯の湖畔に湧出する温泉で、788年に日光山輪王寺を建てた勝道上人により発見されたとされています。
硫黄を含む白濁泉で、古くから人々が夏の間に集落をつくり、湯治場として栄えてきました。英国の作家イザベラ・バードも1787年にここを訪れ、本国への手紙にその繁盛ぶりを記しています。
湯元には湯元温泉の源泉を引いたり、自身で源泉を所有しているたくさんの旅館があり、日帰り入浴はこれらの宿泊施設の温泉を利用します。
地中をたどれば同じ源泉のお湯だまりに行きつくと思いますが、約20カ所から くみ上げていて、くみ上げる場所や深さにより温度が違います。
源泉住所:栃木県日光市湯元2559
泉質:硫黄、カルシウム、ナトリウム、硫酸塩、炭酸水素塩を含む
源泉温度:50~70°程度(源泉と気温によりわずかに変動する)
pH値:6.4~6.6(中性)
(2)日光和の代温泉
日光和の代温泉は1995年に掘り当てられた源泉で、中禅寺湖へといろは坂を登る手前の、日光市清滝にあります。
泉質は無色透明のアルカリ性単純泉で、phが9.5程度あり、いわゆる美肌の湯と言ってよいかと思います。肌へのアルカリ作用が皮膚の角質を柔らかくし、皮脂などの分泌物を乳化して溶かしてしまうことで、肌を滑らかにする効果があるとされます。
源泉住所:栃木日光市清滝和の代町1726番2
泉質:アルカリ性単純泉
源泉温度:30°程度 (気温によりわずかに変動する)
pH値:9.5~9.6(アルカリ性)
(3)日光温泉 夢想の湯
日光温泉夢想の湯は、日光市内に湧出し、日光駅周辺の温泉旅館協同組合が利用している源泉です。
この源泉は、なかなか情報がありません。
あとで紹介する日光星の宿さんはこの源泉を使っているようです。
同じくあとで紹介する千姫物語さんに行くと、脱衣所には夢想の湯でなく、和の代温泉の成分分析書が飾られています。
他の日帰り入浴を受け付けていない日光駅周辺の宿泊施設でも、軒並み和の代温泉を利用しています。
夢想の湯の湯量はとても限定的なのかもしれません。
源泉住所:不明
泉質:アルカリ性単純泉
源泉温度:不明
pH値:9.5(アルカリ性単純泉)
(4)日光温泉(日光ペンション)
ホテルカジュアルユーロと、同敷地内にある日帰り温泉 ほの香で利用されている、自家源泉です。
日光ステーションホテルクラシックもこちらの温泉を使っています。
pHが8.6程度の、アルカリ寄りの温泉です。
源泉住所:栃木県日光市所野字丸飛1550−37
泉質:アルカリ性単純泉
源泉温度:42.5℃
pH値:8.6~8.8(アルカリ性)
(5)霧降温泉
日光霧降温泉(日光小倉山温泉)は栃木県日光市所野に湧出するアルカリ性単純温泉で、泉温は48.2℃です。
日光小倉山温泉 春曉庭ゆりんさんの自家温泉です。
日光和の代温泉と同様に、泉質は無色透明のアルカリ性単純泉で、phが8.8程度あり、いわゆる美肌の湯です。
肌へのアルカリ作用が皮膚の角質を柔らかくし、皮脂などの分泌物を乳化して溶かすことで、肌をすべすべにする効果があるとされます。
源泉住所:栃木県日光市所野2807番地
泉質:アルカリ性単純泉
源泉温度:48.2
pH値:8.8(アルカリ性)
(6)霧降高原温泉
霧降高原温泉は日光の北東にある霧降高原に湧出する源泉です。
ほんの少し酸性、低温で無色透明な温泉です。
大江戸温泉日光霧降で使われています。
源泉:霧降高原温泉
源泉住所:栃木県日光市所野1535-1
泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩温泉
源泉温度:30℃
pH値:6.4
6.まとめ
日光で楽しむことができる源泉は6つ、硫黄泉の「奥日光・湯元温泉」や、アルカリ性単純泉の「日光和の代温泉」、「日光霧降温泉」などです。
1つ目の奥日光・湯元温泉は、湯の湖エリア(日光市湯元)から湧出する源泉で、温泉寺の近くに湯畑がある、硫黄泉です。
2つ目の日光和の代温泉は、日光駅近くの、日光市清滝和の代町で湧出する無色透明のアルカリ泉です。
3つ目の日光温泉(日光温泉夢想の湯)は、日光駅周辺の、日光温泉旅館協同組合に加入する宿泊施設で広く利用されており、pH9.5のアルカリ性単純泉です。
4つ目は日光温泉(日光ペンション)で、日光駅近くにあるカジュアルユーロと日帰り温泉ほの香が利用する自家源泉です。
5つ目の霧降温泉は、日光駅エリアにある、無色透明のアルカリ泉です。
6つ目の霧降高原温泉は、日光駅から北にある霧降高原に湧出する無色透明のアルカリ泉です。
(1)湯元温泉は、湯の滝、戦場ヶ原、中禅寺湖の各宿泊施設が利用していますが、(2)和の代温泉は、日光駅周辺の温泉保養センター2つと、一部の中禅寺湖(星野リゾート 界 日光さん、日光中禅寺湖温泉 ホテル 花庵さん)の宿泊施設に利用されています。(3)日光温泉夢想の湯は、日光駅周辺の日光温泉旅館協同組合で利用されています。(4)日光温泉(日光ペンション)、カジュアルユーロさんで利用されています。(5)霧降温泉は、日光駅エリアの、日光小倉山温泉ゆりんさんで利用されています。(6)霧降高原温泉は、霧降高原周辺の施設で利用されています。
日光男体山の登山ルートについては、こちらの記事をご覧ください。
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