ひたちなか海浜鉄道へのアクセスから魅力まで!
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最終更新日:2018/02/12
旅行(Travelling)
世の中、もっと便利に、もっと早く、という空気が流れていますが、ゆっくりしたい時だってありますよね。
どこか行ったことのない場所に時間を気にせずに出かけたい。。。そんな時にひたちなか海浜鉄道湊線で、ローカル線の旅はどうでしょうか?
ただ電車に乗るだけではありません。
カメラ片手に散策をセットにした一日を過ごすのです。
とっても短い距離に、里山から海辺までギュッと詰まったひたちなか海浜鉄道の魅力をお伝えします。
その1.短い距離に魅力が満載、JR勝田駅からスタート!
たった14.3キロの距離しかないこの路線。それがひたちなか海浜鉄道湊線。
東京から特急に乗って1時間半ほどでJR勝田駅に到着したら、ホームを移動してひたちなか海浜鉄道に乗りつぎます。さあ、旅の始まりです。
ひたちなか海浜鉄道は14.3キロ、駅数は10というとてもちいさなローカル線です。路線の利用者は、沿線の人が多く、朝晩は通学通勤の人でにぎわっています。しかし、その時間帯をすぎてしまうと、のんびりとした時間が列車内に漂います。
私が乗った時もそうでした。レトロなカメラを首から下げている人、最新のデジカメを手にしている人などがちらほら乗っている程度でした。
ラッシュアワーを過ぎてしまえば、カメラ好きにはぴったりの、自分ペースの旅ができる、それがひたちなか海浜鉄道湊線なのです。
その2.各駅に魅力が満載!
最初の駅に着いたらまずは時刻表を手に入れましょう。そして大まかな乗り降り計画を立てるのです。ここでのポイントは、「無理しないこと」。せっかく旅に来ているのですから、あくせくしないで車窓の景色を楽しんだり、途中下車をして町中散策を楽しみましょう。
駅名を紹介します。
勝田駅→日工前→金上→中根→高田の鉄橋→那珂湊→殿山→平磯→磯崎→阿字ヶ浦
この10駅です。
車内からは、豊かな里山の景色が楽しめます。田んぼもその季節によって表情を変えます。田起こし、水入れ、田植え、そして頭を垂れた黄金の稲穂、といつ来ても写真の素材に困ることはありません。
路線名に「海浜鉄道湊線」とあるように、この列車はどんどん海の方へと向かって行きます。終点阿字ヶ浦に近づくにつれて、港や磯という字が駅名に使われているのも趣があります。
各駅には駅名標があります。現在の駅の名前と、その前後の駅の名前が書かれているあれです。それがとってもユニークなのもこのひたちなか海浜鉄道湊線の特徴です。一周見ただけでは「これは何?」と思うものも中にはあり、すべての駅名標を撮り集める写真の旅もおもしろいと思います。
比較的な大きな駅は「那珂湊」駅です。
ここでは必ず降りて、町中を歩いてください。徒歩で十分歩ききれる距離のコンパクトな町で、たくさんの発見ができることでしょう。商店に入って店主と話をしても良いですし、歴史あるものを見つけて写真におさめるのも良いでしょう。
有名な「那珂湊おさかな市場」への最寄駅はこの那珂湊駅ですが、私のお勧めは、いったん、終点の阿字ヶ浦駅まで行って降りてから、海沿いを散策して、那珂湊おさかな市場までくるルートです。
阿字ヶ浦駅から那珂湊おさかな市場までは5kmほど海岸沿いを歩きます。途中には平磯海岸もありますし、お時間のある方は、ウォーキングの運動がてら、試してみてください。
「那珂湊おさかな市場」では、おいしい回転寿司、レストランなどがあります。
旅の楽しみの一つは食事ですよね。歩き疲れた体を休めながら、お腹いっぱいおいしい海産物をお召し上がりください。
その3.列車そのものにも魅力が満載
乗るのも楽しいし、止まっているのを撮るのも楽しい。それが列車の旅の醍醐味。
休日になると、沿線にはたくさんのカメラ愛好家が集まります。
列車に乗っていると分かるのですが、窓から外を見ていると、撮影ポイントがあるのでしょう、そこに数十人が集まって三脚に乗せたカメラを覗いている姿が目に入ります。
季節の花と写真を組み合わせたり、田んぼの水面に映る列車を撮影したり、と一人一人楽しみ方は違うようです。
さて、ひたちなか海浜鉄道で走っている列車は一言で言うと「レトロ」です。それが撮影者の心を掴むのでしょう。
車両はいくつかあるのですが、床が板張りのものなどもあり、これは乗った人にだけ分かるレトロさ。この平成の時代に板張りってすごいですよね。
また、兵庫県の三木鉄道で使われていた車両を購入し、塗装も車両番号もそのままで運航しているものもあります。ミキ300-103を見つけたら、それが兵庫県からやってきた車両です。
他にも比較的新しいものですが、車両番号キハ3710というのもあります。
勘のいい方ならお気づきになられたでしょう。3710は「ミナト」なのです。こういうところが心をくすぐりますね。
なお、どの車両がどの時間を走っているのかは行ってみて、乗ってみてのお楽しみです。
その4.最後に
もっと便利に、もっと早く、という空気が世の中流れていますが、いつもこれでは疲れてしまいます。
週末位はゆっくりしたいけど、でもどこかに出かけてみたい。そんな時にぜひこのひたちなか海浜鉄道湊線に乗載ってみてください。
都内からも簡単に来られて、そして日帰りでたくさん満喫できます。
頭の中を空っぽにして、そこに広がる風景で心の洗濯、してみてください。
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