スウェーデン王室の結婚にまつわる国王と王妃のエピソードには、あの有名曲も

公開日: : 最終更新日:2018/03/14 スウェーデン(Sweden), 恋愛(Love)

魅力溢れる北欧の国スウェーデン。
今回は、スウェーデン王室での、国王のノーベル賞授賞式での役割、国王と王妃の馴れ初めや、オリンピックとの関係、アバの有名な曲が世に出たきっかけなどを紹介します。

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1.スウェーデンってどんな国?

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「スウェーデン」と呼ばれていますが、正式な名称は「スウェーデン王国」で、国家元首として国王が存在しています。

スウェーデン王国は、立憲君主制国家。1809年の革命で、立憲君主制が成立しました。

立憲君主制国家とは

世襲の君主が主権を持つ政治形態とされます。言葉を変えると、子孫が代々、国民と領土を統治する権力を承継する政治形態、と言えます。

スウェーデン以外のノルウェーやデンマークも、この立憲君主制国家で、それぞれ国王が存在しています。しかし、同じ北欧のフィンランドは立憲君主制ではなく共和制国家という政治体制をとっており、国王ではなく大統領が存在しています。

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2.スウェーデン王室の人々

次は、王室の人々を紹介しましょう。
王室というからには、国王がいます。国王は結婚していますので、王妃もいます。
現在のスウェーデン国王は、カール16世グスタフ、そして王妃はシルビアです。

スウェーデン国王 ノーベル賞授与式でおなじみ

カール16世グスタフ国王は、よくテレビで拝見するわけではないのですが、意外と日本人の多くがそのお顔をご存知だと思います。

そう、12月にストックホルムで行われるノーベル賞授賞式で、メダルなどを授与しているあの偉い人がカール16世グスタフ国王なのです。
また、授与式の後の晩さん会、そして翌日に宮殿に受賞者とその家族を招いて、自らもてなす食事会など、ノーベル賞授与式期間中は結構大変なことをやっています。

カール16世グスタフ国王は、1946年4月30日生まれ。祖父の後をついで1973年9月15日から国王に在位しています。

子孫が代々国王の座を受け継ぐのなら、祖父ではなく父親の後をつぐのではないか、と思うかもしれませんが、カール16世グスタフ国王の父親は、1947年1月26日にコペンハーゲンで起きた航空機事故により亡くなっています。

この時、父親は40歳。カール16世グスタフは4歳。早すぎる死でした。

これに伴いカール16世グスタフは、4歳で王太孫になり、その後祖父の死に伴い国王になった、ということなのです。

間近で見られるかも・・?!

近年、日本人がノーベル賞を受賞する喜ばしいことが続いているお陰で、毎年のようにスウェーデン国王をテレビで拝見することができていますが、実はスウェーデン国王には、来日経験があるのです。

1度目は、1990年、そして2度目は2007年です。3度目はもしかしたら東京オリンピックのときになるかもしれませんね。

まさかそこまで・・・・

国王は車の運転がお好きだそうです。お住まいのストックホルムの街を、自分の運転で走ることも特に珍しいことではないということ。

これを現地スウェーデン人の知り合いから聞いた時、私はびっくり驚きましたが、それ以上に驚いたのは、国王は自分で運転をして事故に巻き込まれたという事も同じくらい国民に知られているということ。お国の違いなのでしょうか・・・・。

スウェーデン旅行中にもしかしたら国王自らが運転するところにお目にかかれるかもしれませんね。レンタカーを借りていたら、運転には特に注意しましょう。

シルビア王妃

カール16世グスタフ国王と1976年6月19日に結婚したのは、シルビア。婚姻により、彼女は王妃となり、シルビア王妃と呼ばれるようになりました。

シルビア王妃は、ドイツ生まれのブラジル育ち。1943年12月23日に、ドイツ人の父親とブラジル人の母親の元に生まれ、ブラジル、ドイツの両国に居住経験があるという、とても国際的な女性です。

カール16世グスタフ国王は1946年生まれなので、シルビア王妃の方が年上です。そして、シルビアはスウェーデン人ではありませんでした。その為、最初の頃の世論では、この結婚に否定的な意見を述べる人も多かったというのが事実だったようです。

現在でも「彼女のスウェーデン語はとてもきれいだけれども、でもまだ生粋のスウェーデン語とは言えないわ」と言う人もいるくらいです。

しかし、それに続くのは「でもね、シルビア王妃はとても素敵よ。努力家だし、素敵な女性」という言葉です。

スウェーデン人でない人がスウェーデンの王室に入ることになるというのは、相当の努力が必要だったと思われます。その努力を惜しまなかったからこそ、今日のシルビア王妃がいるわけであり、国民の支持が高いということになっているのだと思われます。

出会いは・・・・?

国王と王妃であれど、二人のなれ初めは気になるものです。国も国籍も違うお二人はどうやって知り合ったのでしょうか?

それは1972年にさかのぼります。

時はミュンヘンオリンピック。
この時に、カール16世グスタフ国王のお世話を担当したのがシルビアだったのです。

ちなみに、カール16世グスタフ国王は、スポーツ観戦好きであることで知られています。スポーツの祭典で知り合うなんて、国王らしいと言えます。

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歴史に残る結婚式 あの有名人も来ていた!

日本でも有名で、変わらぬ人気を維持しているグループがあります。それはアバ(ABBA)。

アバはスウェーデン発祥のポップミュージックグループで、1972年に結成され、1983年に活動を停止し、解散しました。
1970年代のヨーロッパ、北米、そして日本で絶大な人気を誇り、シングルとアルバムの総売り上げ枚数は何と約4億枚。いまだに知名度には不動のものがあります。

スウェーデン国王が1976年にシルビアと結婚したとき、お二人の結婚披露宴に、この世界的スターであるアバが参列しました。そして新曲「ダンシング・クイーン」を初披露したのです。

この歌は今まさに王妃になろうとしているシルビアへの、つまり「クイーン」への贈り物だったのです。

ステキですね。

アバが歌っている様子は、スウェーデンの国営放送でも放送されました。多くの人が幸せを祝い、そしてこの曲を耳にしました。そして、ダンシング・クイーンはその後、世界中で大ヒットしたのでした。

発表から数十年たった今でも、ダンシング・クイーンは様々な場所で流れています。
アバを知らない今の高校生も、ダンシング・クイーンなら知っているかもしれません。
次にこの曲を聞くときには、当時の国王と王妃のロマンスに、ぜひ思いを馳せていただきたいです。

3.まとめ

スウェーデン王室、国王と王妃についてご紹介しました。

華やかなイメージのお二人ですが、ストックホルムの街中で買い物を楽しむ姿が多くの人に目撃されています。

このような我々一般人と同じような一面も持ち合わせていることが、スウェーデン人にとってのスウェーデン王室が身近なものと感じられている理由の一つなのかもしれません。

引き続き、スウェーデン王室の人たちをご紹介していきます。お次は、国王と王妃の3人の子どもたちについてです。

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