鋸山の登山ルート7つ。ロープウェイを使ったチョコっとハイキング~本格登山まで!!
公開日:
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最終更新日:2018/07/20
アウトドア(Outdoor), スポーツ(Sports), 日本(Japan), 登山(Climbing)
一度は地獄をのぞいてみませんか?
のぞくだけだから大丈夫。日本寺の仏様もロープウェイもあるから大丈夫。
千葉県の内房、富津市にある鋸山は、のこぎりの刃の部分が空に向かってギザギザにそびえています。
鋸山はロープウェーを下りるとすぐに山頂展望台があり、あたかも山頂のように思われますが、国土地理院によって山頂として三角点が設置されている場所は、そこから東に40分ほど歩いたところにある、標高329.4mの地点となります。
東京湾から直ぐの位置にあるので、港からスタートし、標高0mから329mを体感することが可能です。
海水に手を付けて海抜0m地点から海抜数千メートルの山の頂を目指すのは、健脚で何連泊もしながら尾根筋を縦走する、筋金入りの登山者がよくやることですが、鋸山ではそんなプチ体験ができます!
鋸山登山の7つのコースを紹介します。
それぞれの体力に合わせて、メンバーに合わせて、また、一人でも安心して登ることができる山です。
**目次**
- 1.車・電車・フェリーでのアクセス方法
- 2.鋸山の主要ポイントと各コースのルート地図
- 3.各コースの紹介
- コース1.ロープウェイを利用して山頂の展望を楽しむ楽チンコース・・・観光として (所要 1時間+観光1~2時間)
- コース2.日本寺の駐車場を利用して周るコース・・・ハイキングとして (ゆっくり周遊して2H)
- コース3.地球が丸く見える展望台を目指す 観月台コース・車力道コース 登山として 初心者・中級コース (所要 3H)
- コース4.安兵衛井戸と沢コース 初心者・中級者~(所要 4H5M)
- コース5.渚のコース。浜金谷駅~日本寺表参道~保田駅を元名海岸・保田中央海岸沿いに歩く 初心者・中級者用 (3H37M)
- コース6.本格的登山 金谷川コースを経由して登頂 中・上級者用 (計 4H15M)
- コース7.本格的登山 保田・林道口コース(関東ふれあいの道「東京湾を望むみち」) 中・上級者用 (4H15M)
- 4.練習登山として
1.車・電車・フェリーでのアクセス方法
地獄のぞき(Photo by kc7fys )
鋸山にアクセスするには、車、電車、フェリーでの方法があり、また車の場合の駐車場は、有料と無料の場所がありますので、注意が必要です。
車の場合
富津館山道路 富津・金谷ICから国道127号線を館山方面へ5分で、鋸山ロープウェイ山麓駅に着きます。
日本寺大仏周辺を気軽にハイキングする目的の方は、有料駐車場、無料駐車場がそれぞれありますので、「必読! 有料駐車場と無料駐車場の利用方法」をご覧ください。
電車の場合
JR内房線 浜金谷駅下車 国道127号線を館山方面へ徒歩8分で鋸山ロープウェイ山麓駅に着きます。
千葉駅~浜金谷駅(普通列車)は、時間帯により約80~100分で1、140円です。
フェリーの場合
神奈川県側にある久里浜港~千葉県側の金谷港まで、11.5㎞を東京湾フェリーで40分の船旅です。
下船後は、金谷港から国道127号線を館山方面(金谷漁港方面)へ徒歩約12分で、鋸山ロープウェイ山麓駅に着きます。
フェリーの料金は車の場合片道2360円~、人の場合は、大人片道720円です。
朝の6時台から19時まで、1時間毎に出ています。
2.鋸山の主要ポイントと各コースのルート地図
鋸山の主要ポイントと、今回ご紹介するコースの地図を作成しました。
各コースを参照したい場合は、地図の左上の四角いボタンを押してから、各コースの名前の付いたレイヤーボタンを押してください。
スマートフォンの場合は、一度地図をクリックして、別ウィンドウで全画面表示を立ち上げてから、画面下のタイトル表示「○○の主要ポイント(morigasuki.net)」部分の白枠を押せば、各コースを選ぶことが出来ます。
パソコンでの別ウィンドウでの全画面表示は、地図の右上の四角いボタンを押してください。
地図上に書かれた各コースのルートは、手書きで作成しており、正確に記していますが、微妙にずれていることもありますので、大体の目安とお考えください。
鋸山の主要ポイント。各コースはレイヤーを選択すると見られます。
この地図をグーグルマップ上に表示させて、登山中に現在位置を確認することもできます。
PCやスマホで使う場合の詳しい設定方法を書きましたので、ご覧ください。
3.各コースの紹介
コース1.ロープウェイを利用して山頂の展望を楽しむ楽チンコース・・・観光として (所要 1時間+観光1~2時間)
ロープウェイを利用して標高280mの鋸山山頂駅まで登り、鋸山(標高329.4m)山頂周辺にある、地獄のぞきなどを楽しむコースです。
ルートは以下の通りです。
ロープウェイ山麓駅~(4M、往復930円、15分間隔運転)~ロープウェイ山頂駅~(3M)~鋸山山頂展望台280m~(15M)~地獄のぞき~(8M)~百尺観音 (登り 30M、下りもほぼ30M)
ロープウェイ山麓からスタートし、山頂駅までは約4分。料金は片道500円ですが、往復だと930円です。
鋸山山頂展望台からは、東京湾、アクアライン、富士山や、空気の澄んだ日には大島も望むことが出来ます。
鋸山山頂展望台の次は、是非、度胸試しに地獄のぞきをして見てくださいね。
足がすくむこと間違いなしです。
地獄のぞきは、鋸山山頂の日本寺展望台にあり、鋸の歯のような形をして突き出た岩から、吸い込まれそうな岩壁の下や、遠く富士山が見えます。
日本寺の敷地内にありますので、地獄のぞきに行くには、日本寺の拝観料600円が必要です。
地獄を見下ろせたら、あなたの立っている場所は天国ということですね。
百尺観音は、世界中の戦没者や交通事故犠牲者を供養するために、昭和41年に作られた観音です。
陸、空、海の交通の安全祈願として参拝者を集めています。
鋸山山頂展望台と地獄のぞき、それから「百尺観音」の3つを楽しめたら十分ですが、体力があって他のエリアに行く場合にはスニーカーは必需品です。
山頂エリアでのお弁当は「上空注意!」
アナタの大切なお弁当をトンビが狙って、とっても上手に持って行ってしまいます。
とても危険ですので注意してください。
スキを見せずにお弁当を食べるか、上空から見えない場所で食べるのをおススメします。
観光目的でしたら、麓のJR浜金谷駅周辺とフェリー乗り場周辺に海の幸を中心とした食べ物屋さんがあります。
コース2.日本寺の駐車場を利用して周るコース・・・ハイキングとして (ゆっくり周遊して2H)
車で鋸山登山自動車道(有料)を登り、鋸山中腹まで行ってしまうコースです。後で説明するように、有料道路ではなく、鋸山観光自動車道(無料)を使う手もあります。
ルートは以下の通りです。
大仏口(鋸山中腹)駐車場160m~(15M)~日本寺大仏~(40M)~鋸山山頂329.4m~(30M)~地獄のぞき~(8M)~百尺観音~(15M)~鋸山山頂展望台~(15M)~大仏口(鋸山中腹)駐車場160m (周遊 2H3M)
日本寺の中腹から山頂エリアへと続く有料の鋸山登山自動車道には、中腹と山頂に標高の違う駐車場が2カ所ありますのでうまく利用すれば日本寺全部を楽に拝観できます。
国道127号線を南下してトンネルを抜けてすぐに鋸山登山自動車道の料金所があります。
鋸山登山自動車道の利用料は普通車1000円です(駐車料金含む)。
トンネルをもう2つ抜けて、日本寺の表参道と川を渡ってすぐに鋸山観光自動車道があり、車で登ると、大仏広場直下の駐車場(鋸山観光自動車道 無料駐車場)にたどり着きます。
こちらの鋸山観光自動車道は無料で、日本寺全体を下から登るように拝観することになります。
必読! 有料駐車場と無料駐車場の利用方法
有料の鋸山登山自動車道と、無料の鋸山観光自動車道のどちらがいいのか、ポイントを説明します。
無料の鋸山観光自動車道は、大仏近くの標高122mの駐車場に行くことができます。
有料の鋸山登山自動車道の場合は、標高160mの大仏口(鋸山中腹)駐車場、標高225mの鋸山山頂駐車場のどちらかを利用することが出来ます。
無料駐車場の道順
石像として日本一の高さ31mの大仏をサクッと見に行きたいなら、無料の観光自動車道からが最短ルートです。
鋸山山頂展望台や地獄のぞきを見に行きたいなら、有料の登山自動車道の方が登る距離と高さが短くなります。
ただし両者の差はあまりなく、山頂に行くにしてもせいぜい10分程度の差です。
多少節約して多少頑張るつもりがあったり、比較的観光客の少ない場所を歩きたかったり、大仏方面の茶処に用事があったりするなら、無料道路がお勧めです。
それなりに山の中を歩きますのでいい汗もかくし、見どころも次から次へと出てきます。
コース3.地球が丸く見える展望台を目指す 観月台コース・車力道コース 登山として 初心者・中級コース (所要 3H)
JR浜金谷駅を降りてすぐにある十字路を左に入り案内板に沿って行くと、10分ほどで自然歩道(観月台コース)・車力道コース分岐に着きます。最初に右手に「自然歩道(観月台コース)」さらに左に進み「車力道コース」があります。
どちらのコースも1時間ほどで「地球が丸く見える展望台」に到着します。
コース3では、JR浜金谷駅を起点として、登りに自然歩道(観月台コース)を進み、下りに車力道コースを進みます。
ちなみに、鋸山の頂上付近は木々の中で展望があまりない場所で、海側から
「鋸山山頂展望台」「日本寺(瑠璃光)展望台」「地球が丸く見える展望台(東京湾を望む展望台)」
の順に展望台が並び、徐々に高くなっていますので、気持ちのいい頂上に立つことを目的とするなら「地球が丸く見える展望台」がおススメです。
「日本寺(瑠璃光)展望台」を手前に見ながら海を見渡す位置になるからです。
ルートは以下の通りです。
浜金谷駅7m~(12M)~関東自然歩道(観月台コース)・車力道コース分岐~(15M)~観月台~(40M)~自然歩道(観月台コース)・ロープウェイ/日本寺方面分岐~(15M)~地獄のぞき~(5M)~地球が丸く見える展望台~(15M)~鋸山329.4m (登り 1H42M)
鋸山329.4m~(20M)~自然歩道(観月台コース)・車力道コース分岐 上部~(30M)~車力道入口~(8M)~自然歩道(観月台コース)・車力道コース分岐 下部~(12M)~浜金谷駅7m (下り 1H10M)
登りで利用する自然歩道(観月台コース)では、常緑樹の森の中を楽しみながら登山をすることが出来ます
観月台までくれば、東京湾を見渡すことができます。
その後、石切り場跡などを見てから、急な石段を登り日本寺に入り、地獄のぞきを経由して鋸山に登ります。下りでは「車力道コース」に合流します。
石切り場跡は見上げるほどの石壁に囲まれています。
壁に「安全第一」と刻まれているのを探し当ててください。先人のご苦労がしのばれます。
江戸時代から昭和初期までの石切り場では、女性も力仕事をしていたそうですので、そのファイトにあやかり元気に登山したいものです。
登り観月台コース、下り車力道コース
車力道コースは、鋸山の切り立った岩肌が良く見えるコースで、昭和の終わり頃まで、石切り職人が山で切った石を運ぶのに使っていた道です。
切り出した石を車に乗せて下した輪の跡が所々みられる登山道ですが、比較的歩きやすい道です。
車力道の登り
鋸山を下りる際に絶壁に沿った急な石段があり、段差が30cmはあろうかというような石段は手ごたえ(?足ごたえ)十分です。
コース4.安兵衛井戸と沢コース 初心者・中級者~(所要 4H5M)
このコースは、鋸山でトレイルランが開かれるときに北側がコースの一部となっています。
難しい個所としては山頂手前の東の肩を詰めるところが挙げられますが、注意してゆっくり登れば問題ありません。
ルートは以下の通りです。
東京湾フェリー金谷港0m~(25M)~安兵衛井戸と沢コース入口~(40M)~安兵衛井戸~(45M)~鋸山東の肩~(25M)~鋸山山頂329.4m (登り 2H15M)
鋸山山頂329.4m~(20M)~地球が丸く見える展望台(東京湾を望む展望台)~(15M)~石切り場跡~(10M)~自然歩道(観月台コース)・ロープウェイ/日本寺方面分岐~(40M)~安兵衛井戸と沢コース入口~(25M)~金谷港0m (下り 1H50M)
スタートは金谷港、海抜0m地点にしていますが、JR内房線の浜金谷駅(海抜7m)からでも構いません。
安兵衛井戸と沢コースは、ずっと森の中を歩きます。
人のふみ跡がしっかりありますが、時々、沢沿いのぬかるんだ場所や幅の狭い道、崖沿いの道などを通ります。
また、安兵衛井戸の手前には手掘りのトンネルがあり、真っ暗ですのですこし怖いかもしれません。
東の肩まで登って稜線を歩いてもまだ森の中ですが、うっそうとした暗さはありません。
鋸山の山頂に着くと、眺望が少し開けています。東京湾や、良く空気の澄んだ日には富士山も見ることが出来ます。
鋸山の標高はそれほど高くありませんが、海抜0m付近からの登山ですので、結構疲れます。
次に地球が丸く見える展望台(東京湾を望む展望台)へと森の中を進みます。
展望台に着くと再び視界が開け、東京湾、伊豆半島、三浦半島、房総半島など全体を、遠くまで一望することが出来ます。
天気が良ければ、富士山や、キラキラした海を進むたくさんの船舶を見ることが出来ます。
展望台を過ぎ、地獄のぞきで谷底を見て肝を冷やしたら、本格的に下山です。
絶壁の階段を下り、ラピュタの壁を左手に見ます。
分岐に差し掛かり観月台方面へ向かいます。
観月台に進むにつれ傾斜が緩くなり、歩きやすい道となります。
観月台では眺望が開け、鋸山、東京湾や三浦半島などを眺めることが出来ます。
休憩する椅子もありますので、ここで一息ついてもいいでしょう。
ここからの下りは石段で、「自然歩道(観月台コース)・車力道コース分岐 下部」へと至ります。
さらにそこからはJR浜金谷駅・金谷港方面へと町の中を歩きます。
海辺まで到着すればゴールです。
コース5.渚のコース。浜金谷駅~日本寺表参道~保田駅を元名海岸・保田中央海岸沿いに歩く 初心者・中級者用 (3H37M)
鋸山を楽しみ、山を下った後に元名海岸、保田中央海岸の2つの渚を歩き海も楽しむという、なんとも贅沢なコースです。
元名海岸は元名海水浴場のある海岸のことで、筆者が便宜的につけています。
2つの海岸は東京湾内にありますので、波の穏やかな気持ちいい海岸です。
ルートは以下の通りです。
浜金谷駅7m~(12M)~関東自然歩道(観月台コース)・車力道コース分岐~(15M)~観月台~(40M)~自然歩道(観月台コース)・ロープウェイ/日本寺方面分岐~(5M)~自然歩道(観月台コース)・車力道コース分岐 上部~(30M)~鋸山329.4m (登り 1H42M)
鋸山山頂329.4m~(20M)~地球が丸く見える展望台(東京湾を望む展望台)~(5M)~地獄のぞき~(25M)~仁王門~(10M)~表参道入口~(55M)~保田駅8m (下り 1H55M)
スタートを保田駅にして帰りに浜金谷駅にするか、逆に浜金谷駅をスタートして保田駅に下るかは、内房線の列車本数の点からはどちらでも支障はありません。
登りも下りも、浜金谷駅に停車する列車は全て保田駅にも停車します。また、二つの駅間の所要時間は列車で4~5分ほどです。
ここでのスタートは浜金谷駅です。
JR浜金谷駅を降りてすぐにある十字路を左に入り案内板に沿って歩くと、10分ほどで「安兵衛井戸と沢コース入口」がありますので、安兵衛井戸と沢コースを左に分け右に進みます。
次にすぐに「自然歩道(観月台コース)・車力道コース分岐 下部」で、車力道コースを左手に見て、右側の観月台コースに進みます。
観月台コースは、常緑樹の森の中を進むコースで、鋸山に近づくまでなだらかなのぼりが続きます。
観月台では、東京湾や三浦半島などを見渡すことができます。
「自然歩道(観月台コース)・ロープウェイ/日本寺方面分岐」では左手の石切り場方面へ進み、石切場跡を過ぎ、「自然歩道(観月台コース)・車力道コース分岐 上部」で、車力道と合流します。
コース3でも書きましたが、石切り場跡は高い石壁に囲まれ圧迫感があります。
そのような石切り場で、江戸時代から昭和初期まで、女性も力仕事をしていたそうです。
次に鋸山に取り付き、絶壁の階段を上り鋸山の稜線に登ります。
さらに20分ほど歩き鋸山山頂(329.4m)に到着です。
鋸山山頂ではそれほど開けた眺望は望めませんが、東京湾や三浦半島などを望むことが出来ます。
山頂を降り、地球が丸く見える展望台(東京湾を望む展望台)へと森の中を進みます。
ここでは、空気が澄んでいる日には、東京湾の先に富士山や伊豆大島、伊豆半島までよく見渡すことが出来ます。
次に地獄のぞきまで行き、切り立った崖の上に立ちつつ、房総半島を一望します。
地獄のぞきは狭いスペースで、順番待ちが出来ていることもありますので、気長に待ちましょう。
地獄のぞきを過ぎ、日本寺境内の山道を表参道まで下ります。大仏様や心字池、観音堂などを通り過ぎます。
表参道から一般の道へと出ると、田畑や民家の間を縫いながら、保田駅までアスファルトの道が続きますが、筆者のお勧めは海岸方面へと迂回して保田駅まで行くコースです。
表参道を出てから道を進むと、保田駅方面へ曲がる看板があり、通常は、左に曲がる道を進むことになっていますが、曲がらずにまっすぐ進み、自動車の通る「内房なぎさライン」も横切り、元名海水浴場まで出るのです。
そして、元名海岸、保田中央海岸と二つの海岸を歩きながら、最後に保田駅へと戻ります。
所要時間は5分程度しか変わりませんが、海岸沿いを歩けば、東京湾の景色を見ながら歩くことが出来ます。海岸沿いには、お勧めできるカフェなどはなかなかないのですが、それでも十分です。
最後に保田駅に到着し、登り列車の場合、内房線で蘇我行きに乗車します。
コース6.本格的登山 金谷川コースを経由して登頂 中・上級者用 (計 4H15M)
浜金谷駅をスタートし金谷川沿いをまずは東進し、次に南下しながら大回りをして鋸山に登頂し、下山は観月台コースをたどって浜金谷駅に帰ってくるルートです。
歩行時間が長く、中・上級者の方向けとなっています。
ルートは以下の通りです。
浜金谷駅7m~(30M)~最奥の民家~(50M)~大滝~(45M)~鋸山東の肩~(25M)~鋸山山頂329.4m (登り 2H30M)
鋸山山頂329.4m~(20M)~地球が丸く見える展望台(東京湾を望む展望台)~(15M)~石切り場跡~(10M)~自然歩道(観月台コース)・ロープウェイ/日本寺方面分岐~(40M)~安兵衛井戸と沢コース入口~(20M)~浜金谷駅7m (下り 1H45M)
JR金谷駅前から鋸山方面に進み、自転車屋さんがあるY字路を左に入ります。
自転車屋さんと「この先通り抜けできません」の看板が目印です。
そのまま直進すると、JR内房線の金谷踏切を渡り、次に華蔵院入口のある右の道を進みます。
川沿いに進むと神明神社が現れますので、ここを左に進みます。岩を削った狭い道を通ります。
高速道(富津館山道路)の高架下をくぐり、しばらくは民家のある緩やかで開けた道を進みます。
最奥にある民家が途切れると道が狭くなり山道となります。日が遮られた沢沿いの林道の中を歩きます。
林道はところどころ細い倒木があり進みづらく、その際には沢伝いの道を歩けば大丈夫です。
途中に大滝がありますが水量が乏しく、大滝といった感じではありませんが、房総半島の河川は総じて水量が乏しい傾向があります。
標高1000mを過ぎると徐々に傾斜がきつくなり、東の肩まで登ります。
東の肩ではまだ眺望が開けませんがベンチがあり小休止することが出きます。
ここで、安兵衛井戸と沢コースが合流します。
この後、東の肩から鋸山山頂に登り、地球が丸く見える展望台(東京湾を望む展望台)、地獄のぞき、観月台(観月台コース)と経由して浜金谷へと下るルートは、「コース4.安兵衛井戸と沢コース 初心者・中級者~」と同じルートですので、コース4の説明をご覧ください。
コース7.本格的登山 保田・林道口コース(関東ふれあいの道「東京湾を望むみち」) 中・上級者用 (4H15M)
JR内房線の保田駅からスタートして鋸山をめざし、登頂後に浜金谷駅へと下山するコースです。
保田駅は、首都圏自然歩道(関東ふれあいの道)のちょうどスタート地点で、鋸山林道口、鋸山、観月台を経て浜金谷駅までは、首都圏自然歩道(関東ふれあいの道)の中でも別名「東京湾を望むみち」と言われる、8.4Kmの歩道となっています。
ルートは以下の通りです。
保田駅8m~(1H30M)~鋸山林道口~(35M)~鋸山東の肩~(25M)~鋸山山頂329.4m (登り 2H30M)
鋸山山頂329.4m~(20M)~地球が丸く見える展望台(東京湾を望む展望台)~(15M)~石切り場跡~(10M)~自然歩道(観月台コース)・ロープウェイ/日本寺方面分岐~(40M)~安兵衛井戸と沢コース入口~(20M)~浜金谷駅7m (下り 1H45M)
保田駅を出発し、線路沿いの町中をしばらく歩きます。
踏切を渡り鋸山方面へ進み、現れた十字路を右に曲がります。
徐々に民家が無くなり、畑の中を進み、その内に畑が無くなり、林の中を進むと鋸山ダムへと到着します。
鋸山ダムを右手にして通過し、さらに進むと巨大な採石場が右手に現れ、採石された山が無くなり窪地となり、鋸山ダムよりも大きな水面の池を作っています。
そこからさらに10分ほど進むと鋸山林道口に到着します。
それまでは舗装されたり、砂利の道で、軽トラックが通れる広さがありましたが、ここからは山道となります。
林道口から、視界があまりない稜線を、鋸山東の肩まで進みます。
傾斜は急ではありません。
東の肩は視界はあまり開けていませんが、広い休憩スペースと椅子があり、ここで小休止することが出来ます。
東の肩から鋸山山頂に登り、地球が丸く見える展望台(東京湾を望む展望台)、地獄のぞき、観月台(観月台コース)と経由して浜金谷へと下るルートは、「コース4.安兵衛井戸と沢コース 初心者・中級者~」と同じルートですので、コース4の説明をご覧ください。
4.練習登山として
千葉の内房に位置する鋸山は、快晴率が高く、天気予報通りなことが多いので計画が立てやすく、冬場の雪の心配が皆無なのでトレーニングに良い山です。
夏の登山シーズン前に、直射日光の鋸山を制しておけば、かなり自信を持ってもいいです。
高原の夏山が一層爽やかに感じられること間違いなし!です。
登りは1時間半ぐらいですが、ロープウェイがありますので臨機応変で往復を上手に使い分けて弱点克服につなげることも出来ます。
「地球が丸く見える展望台」の往復のみであれば、日本寺の拝観料はかかりません。
特に冬場は空気も澄んで石切り場跡、日本寺の仏像、地球が丸く見える展望台、東京湾、アクアライン、富士山と、お天気が良ければ眺望は最高です。
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